国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ケィンムン,ケンムン
2001年 鹿児島県
夜に砂糖小屋で砂糖を作っていると、ケンムンがゾロゾロきて砂糖鍋の周りを回る。それに少しでもいたずらすると、砂糖が固まらなくなる。だからケンムンのするとおりにさせて、自らの家に帰るように促す。すると青火になってプーっと飛んでゆくという。今は井之川岳に神様を祀るようになってから見えない。

類似事例(機械学習検索)

ケンムン,アオイヒ
2001年 鹿児島県
ケンムンが砂糖小屋に遊びに来ると、砂糖が炊き上がるまで遊ばせておいた。そうするとおとなしいが、手を出すと砂糖が出来なくなる。砂糖が出来たらケンムン達に自分の家に帰るように促す。すると青い火になって飛んでゆくという。
類似事例

ダイシサマ
1982年 山形県
11月のサンダイシのうち、23日に作る団子には砂糖を使ってもよい。それは、昔大師様が粥に砂糖を入れようとしたとき火傷をしたためである。
類似事例

ウシ
1980年 香川県
讃岐国の崇徳天皇の山下の西に住む庄村武八という者が、自分の牛に砂糖の荷を引かせていたところ、その牛が「砂糖を引く時以外は餌をくれないので、しんどくて引けない」と言ったという。武八は恐れて砂糖を引かせず、常に牛舎にいれておいたという。
類似事例

ケンムン
1987年 鹿児島県
砂糖小屋に泊まっているとケンムンが来て火にあたった。ケンムンが「何が一番怖いか」と聞くので金が怖いと答えた。ケンムンは蛸が怖いと言っていた。毎日ケンムンが来て邪魔なので蛸を投げると驚いて逃げ、翌日金を沢山置いていった。
類似事例

(ゾクシン)
1977年 福島県
子供が病気になったときは、小豆を煮て砂糖菓子を作り地蔵さんに供える。そしてそれを下げて、子供に食べさせると病気の治りが早いという。
類似事例

ダイシサマ
1982年 山形県
11月のサンダイシのうち、23日に作る団子には砂糖を使ってもよい。それは、この日に大師様が生き返ったからである。
類似事例

キツネ
1976年 新潟県
合川から三宝分まで帰る中学生が、砂糖とニシンを買って帰った。峠まで来ると母親がいたので、砂糖とニシンをわたした。母親は「用がある。先に帰りなさい」というので帰ると、家にも母親がいた。狐に化かされた。朝見てみると、道のあちこちにニシンが落ちてたという。
類似事例

ケンモン
1973年 鹿児島県
砂糖小屋で寝ているときにけんもんが入ってくると、寝たふりをして足で蹴飛ばすと良い。けんもんは人間の邪魔にならないよう片隅に座り直す。これを2・3回繰り返すと最後にはどこかに行ってしまう。
類似事例

ケンムン
1990年 鹿児島県
あるとき、塩小屋の前にケンムンが座っていた。燃えさしの薪で追い払うと、翌晩、何匹ものケンムンが怒ってやってきたという。夜に漁に行くときにケンムンがついてくると大漁になるといわれる。ケンムンよけにヤツデを下げておくとその夜、馬が死んだ。
類似事例

ケンムン
1974年 鹿児島県
ケンムンと仲良しになったある人が、一番恐いものを尋ねられ、お金と答えた。一方ケンムンは、ヤツデマル(蛸)が恐いと言った。ある日、その人がケンムンにやけどを負わすと、ケンムンは仕返しにたくさんの金を小屋に投げ込んだ。その人は、蛸を捕ってきて、小屋にかけたため、ケンムンは二度と来なくなり、その人は大金持ちになった。
類似事例

(バカサレタハナシ)
1972年 千葉県
1940年ごろのこと。サナブリ時分、夕方に奉公人2人が一服していると、若い女が重箱を持ってやってきて、砂糖餅をあげるというので食べた。翌朝見ると、歯に馬糞がたくさんついていた。狐の仕業。
類似事例

ケンムン
1980年 鹿児島県
夜、火のあたりにケンムンがやって来た。小屋の前につないであった牛にも石を当てるいたずらをした。
類似事例

ケンムン
1981年 鹿児島県
ガジュマルの木を住家にしていたケンムンがいた。その木の下を通ると猿のような声で鳴くケンムンは愛嬌があった。夢に出てきて「○○に居る」と言い、次の日そこに行くとケンムンは必ず居た。ケンムンに好かれる人の話である。
類似事例

キツネ
1936年 新潟県
穴に住んでいた狐が居なくなった。ある日婆さんが寺の嫁さんに会って砂糖をもらった。しかし本当の嫁さんは、その日全く違った所にいた。おそらく狐が嫁さんに化けて婆さんに昔の恩返しをしにきたのだろう。
類似事例

ケンムン
1977年 鹿児島県
女が機を廻していたら、ケンムンが天から降りてきた。女は恐れをなして逃げた。翌日、ケンムンがまたやってきた。女はすでに逃げていた。歌を歌っていたら、女の夫帰ってきて船を浜に揚げようとしていたのでケンムンは邪魔をした。ケンムンは夫と一緒に家に戻った。妻は夫を誘い、家を捨てて遠くへ逃げた。ケンムンはその家を焼いて天に昇ったという。
類似事例

ケンムン
1969年 鹿児島県
軍隊帰りの男がディクーという所でケンムンと格闘になった。ケンムンの皿を割って勝ったが、ケンムンがわっと啼いたら、何千何万というケンムンが集まってくるので程ほどにしておいた。しかし、その晩から高熱が出た。
類似事例

ケンムン
1980年 鹿児島県
マシイ(妖火)の見える所では、ケンムンのサラが光ってその姿が見える。塩炊きをして、火を使っているとよくケンムンを見た。ある日火を囲んでいると、ケンムンがおならをした。寒いから火にあたりたいというので、火の番と塩くみを手伝わせた。
類似事例

ガマ,ケンムン
2001年 鹿児島県
このガマとケンムンは同じもので、ガマがケンムンになるという。
類似事例

ケンムン,ケンムンウマツ
1977年 鹿児島県
昔、ケンムンが火を灯して山裾の旧道をよく歩いていた。学校の裏の老松がある屋敷にケンムンが住んでいた。ケンムンウマツは、火がいくつもついていくことである。塩炊き小屋にはよくケンムンがやってきた。アコウの木の下には、ケンムンが食べたタニシの貝殻や海の貝殻が落ちている。
類似事例

ケンムン
1977年 鹿児島県
樵がケンムンと仲良しになった。樵が山から材木を降ろそうとすると、ケンムンが大勢来て手伝った。けれどもあまりに大勢なのでうるさくなり、樵はケンムンが嫌うタコを持ってきて見せると、ケンムンは姿を消した。
類似事例

ケンムン
1985年 鹿児島県
山羊を牧場の小屋につないでおくとケンムンが猿のように悪戯する。ケンムンに狂わされた男が頭に3寸釘を突き刺したりした。ケンムンを罵り、雑言を飛ばした為であるといわれる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内