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検索対象事例

(バカサレタハナシ)
1972年 千葉県
1940年ごろのこと。サナブリ時分、夕方に奉公人2人が一服していると、若い女が重箱を持ってやってきて、砂糖餅をあげるというので食べた。翌朝見ると、歯に馬糞がたくさんついていた。狐の仕業。

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キツネ
1972年 千葉県
サナブリのとき、お爺さんと近所の若い人が夕方歩いていて、ニイザカという山道で休んでいた。すると若い女が提灯を下げ、重箱を持ってやってきて、砂糖餅をあげるという。食べたら出来立てでほかほかとおいしかったが、翌朝見ると、歯に馬糞がたくさんついていた。狐の仕業。
類似事例

キツネ
1980年 秋田県
重箱に餅を入れていって、お返しに饅頭をもらった。後で見たら馬糞だった。狐の仕業。
類似事例

キツネ
1972年 千葉県
狐が女に化けて饅頭を持ってきた。翌日見ると、馬糞になっていた。
類似事例

ヤマノカミサマ
1969年 秋田県
1940年前後のこと、村が大火に見舞われたとき、山神神社の前にとてもきれいな若い女の人が立っているのを見た人がいる。山の神様だろうと言われた。
類似事例

(キツネ)
1990年 長野県
旅をしていて、夕方になると腹が減ったので、馬糞を食べたという。
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ケンムン,アオイヒ
2001年 鹿児島県
ケンムンが砂糖小屋に遊びに来ると、砂糖が炊き上がるまで遊ばせておいた。そうするとおとなしいが、手を出すと砂糖が出来なくなる。砂糖が出来たらケンムン達に自分の家に帰るように促す。すると青い火になって飛んでゆくという。
類似事例

ケィンムン,ケンムン
2001年 鹿児島県
夜に砂糖小屋で砂糖を作っていると、ケンムンがゾロゾロきて砂糖鍋の周りを回る。それに少しでもいたずらすると、砂糖が固まらなくなる。だからケンムンのするとおりにさせて、自らの家に帰るように促す。すると青火になってプーっと飛んでゆくという。今は井之川岳に神様を祀るようになってから見えない。
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キツネ
1978年 山梨県
女の人に誘われて牡丹餅を食わされた。気がつくと、田んぼの中で馬糞を食っていた。狐の仕業。
類似事例

キツネ
1955年 山形県
男が法事の帰り、餅を持って高登楼という所に来たら、狐が知人に化けて相撲を挑んだ。男が重箱を置いて相撲を取ろうとしたら、狐は重箱を持って逃げた。
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キツネ
1984年 山梨県
狐に化かされて、馬糞をぼた餅だといって食べさせられたりした。
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キツネ,モノノケ
1989年 長野県
イチエモンさんという人が嫁の実家がある中村という部落に呼ばれて夜遅くに帰った。重箱にたくさん土産を詰めてもらい、一杯飲んでいい気分で歩いていたところが、部落のはずれにある地蔵さんを通り過ぎるときに女性がいることに気づいた。声を掛けてもどんどん歩いていくので、「きつねかな」と思って煙草を一服吸うと物の怪は消えた。地蔵さんの前に置いた重箱のところに戻ってくると、重箱は空になっていたという。
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クダギツネ
1955年 神奈川県
横須賀の婆さんで、狐を飼っていて、狐を使う人がいた。普通の者には見えないが、マッチ箱に狐を2匹飼っているという噂だった。また、年寄りで狐を飼っているという人がいた。重箱を持ってその家を訪れた際、重箱の中身を狐が食ったという。
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キツネ
1972年 千葉県
狐の嫁取りは花嫁も馬を引く人も馬も花嫁の実家も狐。本当の人間のいるところはジメジメしたところで、馬糞がたくさんある。それを重箱につめて持っていく。狐のぼた餅は馬の糞。狐は何もかも立派に見せるが、すべて化けたもの。
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キツネ
1996年 神奈川県
昔、ご飯を食べている時分にドンと音がする。どうやら狐が飛び降りた音らしく、怖くて夜は表へ出なかった。狐の提灯など、化かされるということも聞いたことがある。
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キツネ
1998年 奈良県
昔、お祭に呼ばれして、ご馳走を重箱に入れて歩いて帰った時、家につくと重箱の中が空っぽになっていたという話をよく聞いた。狐に騙されたのだろう。
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ヤマノイヌ
1935年 愛知県
山に山犬がたくさん住んでいた。ある年、山の犬が岩の間に仔を産んだのをある人が見て帰った。その人の妻が隣近所と相談して、産見舞として重箱に入れた赤飯を岩の間に置いておいた。それから参拝に行き、帰りに重箱を受け取りに行くと、重箱の中は空で元のように風呂敷に包まれていた。
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キツネ
1978年 山梨県
ある家のお婆さんがいなくなったので探すと、大きな石の上で木の葉に馬糞を飾って座っていた。狐の仕業。
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(ゾクシン),オニ,ネズミ
1933年 栃木県
歯が抜けた時は、「鬼の歯より私の歯のほうが先に生えろ」もしくは「鼠の歯になーれ」と言いながら、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根に投げる。
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キツネ
1984年 山梨県
狐に憑かれるとたくさんものを食べるようになるが、食べても食べても痩せていくという。
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キツネ
1970年 滋賀県
話者が子どもの頃、夜になると爺さんがいなくなったりして、探すと山のしょうもないところに寝ていたり、4、5日後に敦賀にいたりすることがあった。狐の仕業。日の暮れ時分に狐はよく化かす。
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エンコ
1931年 愛媛県
100年余り前、相撲取りが重箱に餅を入れて歩いていたらエンコが現れ、エンコと相撲をとった。家に帰ると体は血みどろにかきむしられ、餅は馬糞と入れ替わっていた。
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