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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1976年 新潟県
合川から三宝分まで帰る中学生が、砂糖とニシンを買って帰った。峠まで来ると母親がいたので、砂糖とニシンをわたした。母親は「用がある。先に帰りなさい」というので帰ると、家にも母親がいた。狐に化かされた。朝見てみると、道のあちこちにニシンが落ちてたという。

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キツネ
1979年 長野県
小さい頃に狐に化かされたという話を聞いた。ある人がニシンを買って帰っていると、大きなジャンボンをやっているので見て、それから帰ろうとすると狐にだまされ家に行かずに山の方へ行ってしまった。背負っていたニシンは全部食べられ、着物もぼろぼろになって発見された。夜中中歩き明け方になると正気になったという。
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ケンムン,アオイヒ
2001年 鹿児島県
ケンムンが砂糖小屋に遊びに来ると、砂糖が炊き上がるまで遊ばせておいた。そうするとおとなしいが、手を出すと砂糖が出来なくなる。砂糖が出来たらケンムン達に自分の家に帰るように促す。すると青い火になって飛んでゆくという。
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ケィンムン,ケンムン
2001年 鹿児島県
夜に砂糖小屋で砂糖を作っていると、ケンムンがゾロゾロきて砂糖鍋の周りを回る。それに少しでもいたずらすると、砂糖が固まらなくなる。だからケンムンのするとおりにさせて、自らの家に帰るように促す。すると青火になってプーっと飛んでゆくという。今は井之川岳に神様を祀るようになってから見えない。
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キツネ
1985年 新潟県
話者の母が正月のニシンや油揚げを買っての帰り、急に道がなくなって違う方向に道が見え、そちらに向かうとまた道が消える、ということが続いた。気がついたら荷物はなくなっていた。狐の仕業。
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カワウソ
1976年 新潟県
材木を筏に組んで津川まで運んでいき、酒を飲んで帰る途中、竿に土産のニシンを結んでいたが、帰ってみたら無くなっていた。藪の中で、魚の好きなカワウソにとられたらしい。
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オクリオオカミ
1968年 福井県
夜、1人で歩いて無事帰れた時は「送り狼に送ってもらった」といい、礼として玄関先に握り飯とニシンを出す。
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ムジナ
1964年 福島県
平野庄七の娘だったおやの婆さんが娘のころ、かみよなごの上の山で、来るはずのない自分の母親が手招きしているのを見た。どう考えてもおかしいので、急いで家へ帰ってみると母親は家にいた。村人たちは狢が母親に化けたものに違いないと信じた。
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シロツメクサ
1998年 静岡
家にシロツメクサを持って帰ると母親が早死にする。
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(ゾクシン),ハナ,ハヤジニ
1998年 静岡県
シロツメクサの花を家に持って帰ると、母親が早くに死ぬ。
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ダイシサマ
1982年 山形県
11月のサンダイシのうち、23日に作る団子には砂糖を使ってもよい。それは、昔大師様が粥に砂糖を入れようとしたとき火傷をしたためである。
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キツネ
1983年 千葉県
夜遅くに魚をもって帰っていると、その匂いで狐が来てその人を化かし、家へ帰る道がわからないで同じところをぐるぐる廻っていた。
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ヤマオニ
1977年 秋田県
ある親孝行ものの母親が行方知れずになった。聞き回ってみると太平山で山鬼神の妻になっていると聞いた。仲間を連れ探しにいったが見つからなかった。その後母親は出羽三山参りに行っていたといって帰ってきた。
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キツネ
1990年 福島県
一本木で狐が家の人に化けて迎えに出てきて、ニシンや湯揚げを取った。狐は人間に化けても尻尾だけは残るので、いつでも人のうしろから歩いて行く。
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ナマグサジゾウ
1974年 滋賀県
山の中に、歯と眼の病気を治してくれるナマグサ地蔵があるという。頼むときには、干ニシンを地蔵の裏側にはさむという。
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テング
1932年 茨城県
母親がつしまの祇園が見たいというので、息子は行きと帰りに目隠しをしてつれていった。帰ってから、休んでいる姿を誰にも見られないように頼んで部屋で休んでいた。母親が無断でのぞくと、天狗になって寝ていた。
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オジョモ
1991年 香川県
母親が風呂から帰ると子供のなく声がし、家の中は真っ暗だった。部屋ではオジョモが子供を手玉のようにもてあそんでいた。母親が声を限りに叫ぶと姿を消したという。
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オクリオオカミ
1970年 滋賀県
権現坂を通ると、狼が目の前を横切ってびっくりさせる。それがもし送り狼だったら10間(30m)先に待っている。「まず一服」といって座ればなにもしてこない。気絶してしまってはいけない。うちの門までおくってくれるので、干しニシンやゴマメを投げてご苦労さんと言ってあげると帰っていく。
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ウシ
1980年 香川県
讃岐国の崇徳天皇の山下の西に住む庄村武八という者が、自分の牛に砂糖の荷を引かせていたところ、その牛が「砂糖を引く時以外は餌をくれないので、しんどくて引けない」と言ったという。武八は恐れて砂糖を引かせず、常に牛舎にいれておいたという。
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キツネ
1987年 岐阜県
話者の祖父が夜、油を買って帰る途中で、狐が化かして取ろうとして家に帰る道をわからなくしたが、盗めなくて諦めた。祖父は近くの家の人に送ってもらって帰ってきた。
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キツネ
1977年 和歌山県
昔、ある人が田辺まで行って魚を買って帰ってきたが、途中の峠で狐に憑かれて帰ってくることができずに尾根まで登ってしまった。村ではその人が帰ってこないので皆で探していたところ、峠から迷い歩いたところに点々と魚が落ちていたので見つけることができたという。
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(ユメノオツゲ),チゴイケ
1990年 長野県
ある時、刈谷原峠を母娘が通りかかったが、母親が倒れた。付近の家で休養したがなかなか治らず、幼い娘は一心に介抱した。ある日、夢で「近くの泉でおがみ、となえごとをしろ」とお告げがあり、その通りにすると目の前に母親への食べ物と薬があった。母親はすっかり元気になり、娘と共に善光寺へ向かった。
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