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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カワウソ
1976年 新潟県
1935年前後のこと。ある人が夜道、自転車を押して上り坂を登っていると、背が高く顔が驚くほど白い、縦縞の着物を着て網笠を被った女が、杉の木に寄りかかって横顔を向けていたので、怖くなって夢中でハンドルを握ってしまったら、自転車が壊れて崖から落ちてしまった。カワウソの仕業かもしれない。

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オサンギツネ
1939年 新潟県
自転車に乗っていると、後方から自転車がやってきて、一緒に走った。橋のところまで来ると、急にその自転車が見えなくなったと言う。これはおさん狐が化けて出たのである。
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(ハノカミサマ)
2000年 新潟県
子供が自転車もろともに坂の下に落ちそうになったが、お地蔵様のご利益で、自転車だけが下に落ち、本人は助かった。
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キツネ,タヌキ
1998年 奈良県
橋を自転車に乗って渡ろうとしたら、前に牛みたいな大きな化物が現れた。それでびっくりして、自転車後と川の中に落ちてしまった。狐か狸かが騙したのだろう。
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キツネ
1980年 青森県
主人の祖父が釣りの帰り、チリンチリンと自転車の音がしたのでそちらを見たが、自転車は来なかった。腰籠の魚は1匹もなくなっていた。キツネの仕業。
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ダリ
1981年 和歌山県
山中を自転車で通ってダリに憑かれると、いつまでも目的地につけず、また自転車から降りると動けなくなる。
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キツネ
1994年 富山県
自転車で走っていると、道の三股路に女が立っていた。女は笑っていたが、きつねだと知って怖くなった。
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シンレイタイケン,チチ
1995年 福島県
生前の父の言いつけを守らずに、自転車の鍵をかけないまま寝ると、真夜中に自転車の走って行く音がするが自転車は元の所にある。また、戸の鍵がなく、夜中に突然戸が開いた時、父の声がした気がする。
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キツネ
1982年 宮城県
下駄作りの男が馬を曳いて山道を来たら、向かいから自転車が来たので横道に入ると沢に入ってしまった。振り向くと自転車は消えており、沢を歩くと元の場所に戻った。狐の仕業。
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キツネ
1982年 宮城県
1910年頃のこと。ある人が酒を飲んで馬車で帰る途中で、向かいから来た提燈をつけた自転車が崖から転落するのを見た。崖下に助けに行ったが、誰もいなかった。馬車に戻ると荷物がなくなっていた。狐の仕業。
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ガワッパ
1951年 熊本県
子供の頃、父と馬見原往還を歩いていると、夜更けなのに、山の中で木を伐る音がした。自転車のベルの音が後ろから聞こえたが、いつまでたっても自転車は追いつかない。父によれば、ともにガワッパの仕業だという。また、親戚の老人が祝儀の帰り道、家に辿り着いたと思って寝たが、翌朝気付くと山の中に1人で寝ていた。これもガワッパの仕業だという。
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カワウソノヒ
1986年 愛媛県
竹ノ瀬では50年ほど前、自転車で帰っているとき川の向こうに火が見える。歩くとついてきて止まると向こうも止まる。怒って石を投げても何ともない。あれはカワウソの火で、そのカワウソの火が見えているときにはカワウソがすぐ足元に来ているという。
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キツネ
1998年 奈良県
1956年ごろのこと。親戚の家から棟上式のご馳走を自転車に積んで帰る途中、どんどんペダルが重くなって漕げなくなったので、中学校の近くで止めて一服した。すると畑の中に灯が点った。それからは自転車は軽く漕げた。翌日、畑の持主に聞いても「そんな時間に火は焚いていない」というので、自転車も灯もキツネの悪戯だとわかった。
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キツネ
1971年 茨城県
今から10年位前、婚礼の引き出物を自転車の後につけてこいでいたところ、ペダルが重くなったので足を叩き、自転車を止めて一服した。家に帰って叩いたところをよくみたら狐の毛がいっぱいついていた。狐に化かされた話である。
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ムジナ
1974年 栃木県
夜中、酒を飲んで自転車で戻る時、笹平集落の橋のところで、小さな年寄りの女が手拭を被っているのを見た。ベルを鳴らしても避けないので、脇を通り抜けてから振り向いたら、もういなかった。ムジナの仕業。
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キツネ,タヌキ
1991年 奈良県
小学校に通っていた頃、学校に行く途中の坂のところにある框の木に、夜になると格子模様の着物を着た人が出てくると言われていた。そのため、そこを通るのが怖く、いつも走って通った。見たことはない。狸か狐の仕業なのだろうか。
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キツネ
1982年 宮城県
話者が戦争中、夜道を電気をつけて自転車で米を運んでいたら、弁当の匂いにつられて狐が山の中をガサゴソ音を立てて併走してきた。荷台が急に重くなったり、山が片方だけライトに照らされたように明るくなったりした。休憩したときには、風もないのに自転車が倒れた。弁当を食べてしまったら、狐はいなくなった。狐には一度騙されたら、そのあと何度も騙されるという。
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キツネ
1995年 滋賀県
自転車で帰っていたときに、少し重くなったような気がしたが、そのまま漕いでいたら、狐に油揚げ飯をとられる。狐は見えなかった。
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キツネ
1995年 滋賀県
昭和16年、豆腐屋で油揚げを買って自転車の後ろに積んで帰ってくる途中、夜8時ごろにお宮のあたりを通ると、自転車が重いような感じがして、新聞の破れるような音がした。街灯の下で後ろを見ると、油揚げがなくなっていた。
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(ミガワリダイシ),オマモリ
1973年 北海道
話者の息子は自転車で通行中ハイヤーに激突され、自転車と共に一間半も飛ばされた。一命なきものかと思われたが、ほんのかすり傷だけですみました。ふしぎに思いお守りを見れば、二つにわれていました。
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クチガミミマデサケタヒト
1977年 神奈川県
ある老人が親類の家に行った帰りに坂を登っていると、きれいな女の人がかぶりをして後ろから登ってきたので、夜も遅いから気をつけなさいといって見送った。その後に男の人が来たので、この先に女の人がいると伝えた。すると、男はその人はこんな顔ではなかったかと振り向いた。その顔は、口が耳まで裂けていた。
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ノビアガリ,タカボウズ,カワウソ
1985年 愛媛県
明治末期、筆者の祖父が松山へ芝居を見に行った。夜中過ぎに帰っていると堀端へ出てそこに何か背の高いものが立っていた。友人が「カワウソかもしれん」と言うと、倒れ込むように堀の中に飛び込んだ。祖父は「カワウソが肩車をしていた」と言う。
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