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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シンレイタイケン,チチ
1995年 福島県
生前の父の言いつけを守らずに、自転車の鍵をかけないまま寝ると、真夜中に自転車の走って行く音がするが自転車は元の所にある。また、戸の鍵がなく、夜中に突然戸が開いた時、父の声がした気がする。

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オサンギツネ
1939年 新潟県
自転車に乗っていると、後方から自転車がやってきて、一緒に走った。橋のところまで来ると、急にその自転車が見えなくなったと言う。これはおさん狐が化けて出たのである。
類似事例

キツネ
1980年 青森県
主人の祖父が釣りの帰り、チリンチリンと自転車の音がしたのでそちらを見たが、自転車は来なかった。腰籠の魚は1匹もなくなっていた。キツネの仕業。
類似事例

ダリ
1981年 和歌山県
山中を自転車で通ってダリに憑かれると、いつまでも目的地につけず、また自転車から降りると動けなくなる。
類似事例

キツネ,タヌキ
1998年 奈良県
橋を自転車に乗って渡ろうとしたら、前に牛みたいな大きな化物が現れた。それでびっくりして、自転車後と川の中に落ちてしまった。狐か狸かが騙したのだろう。
類似事例

ジンジャノカギアヅカリ
1949年 福井県
ある家は代々神主をしており、宮の鍵を預かる。ある人物が氏子総代になり、鍵あづかりになりたくて、鍵あづかりの者ことを悪くいい、祭りのときに鍵を持っていった。勝手に堂の扉をあけようとしたが開かなかった。そのとき、神主は座敷で昼寝をしていたのだが、神様の声がして、「サトウ(佐堂、宮のこと)の戸はお前が行かねば開かないぞ」と言われた。不思議に思っていたところ、氏子総代や村人がきてあやまり、再びその家が戸を開けることになった。
類似事例

アツタジングウノカジ
2002年 愛知県
熱田神宮の楠の下に乞食が寝ていた。夜中楠から火が出て本殿にも燃え移りそうになった。神主が御神体を持ち出そうとするが鍵が開かない。そこへ神主の父が来て鍵を開けた。父が再来を告げて去ると火が治まった。父は再来せず、自宅へ戻った神主が父に謝辞と何故戻ってこなかったのかを尋ねた。すると父は何も知らぬ、それは末社の神が出てきたのではないかと語った。
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ガワッパ
1951年 熊本県
子供の頃、父と馬見原往還を歩いていると、夜更けなのに、山の中で木を伐る音がした。自転車のベルの音が後ろから聞こえたが、いつまでたっても自転車は追いつかない。父によれば、ともにガワッパの仕業だという。また、親戚の老人が祝儀の帰り道、家に辿り着いたと思って寝たが、翌朝気付くと山の中に1人で寝ていた。これもガワッパの仕業だという。
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(ハノカミサマ)
2000年 新潟県
子供が自転車もろともに坂の下に落ちそうになったが、お地蔵様のご利益で、自転車だけが下に落ち、本人は助かった。
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バカサレタハナシ
1981年 和歌山県
話者の父が結婚式の帰り、自転車にご馳走をつけて走っていたらとんでもないところに連れて行かれ、ご馳走をとられた。何かに化かされた。
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キツネ
1982年 宮城県
下駄作りの男が馬を曳いて山道を来たら、向かいから自転車が来たので横道に入ると沢に入ってしまった。振り向くと自転車は消えており、沢を歩くと元の場所に戻った。狐の仕業。
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キツネ
1995年 滋賀県
魚を買った帰り、自転車が重くなったような気がした。家についてみると、魚は一匹もなかった。きつねが乗っていたのだ。
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シノヨチョウ(ゾクシン)
1976年 宮城県
真夜中に戸がガタンと鳴ったり、何かが倒れたような音や戸が閉まる音が聞こえると人が死ぬ。
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キツネ
1995年 滋賀県
自転車で帰っていたときに、少し重くなったような気がしたが、そのまま漕いでいたら、狐に油揚げ飯をとられる。狐は見えなかった。
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キツネ
1998年 奈良県
1956年ごろのこと。親戚の家から棟上式のご馳走を自転車に積んで帰る途中、どんどんペダルが重くなって漕げなくなったので、中学校の近くで止めて一服した。すると畑の中に灯が点った。それからは自転車は軽く漕げた。翌日、畑の持主に聞いても「そんな時間に火は焚いていない」というので、自転車も灯もキツネの悪戯だとわかった。
類似事例

キツネ
1971年 茨城県
今から10年位前、婚礼の引き出物を自転車の後につけてこいでいたところ、ペダルが重くなったので足を叩き、自転車を止めて一服した。家に帰って叩いたところをよくみたら狐の毛がいっぱいついていた。狐に化かされた話である。
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(ヨミジガエリ)
1982年 新潟県
行こうと思ったけれど、戸が開かないので戻ってきた。
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キツネ
1995年 滋賀県
昭和16年、豆腐屋で油揚げを買って自転車の後ろに積んで帰ってくる途中、夜8時ごろにお宮のあたりを通ると、自転車が重いような感じがして、新聞の破れるような音がした。街灯の下で後ろを見ると、油揚げがなくなっていた。
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(ミガワリダイシ),オマモリ
1973年 北海道
話者の息子は自転車で通行中ハイヤーに激突され、自転車と共に一間半も飛ばされた。一命なきものかと思われたが、ほんのかすり傷だけですみました。ふしぎに思いお守りを見れば、二つにわれていました。
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タヌキ
1992年 奈良県
夜中、お寺に「こんばんは、こんばんは」と言って戸を叩く者がいた。けれども戸を開けると誰もいない。寝間に戻ると、また戸を叩く音がした。このようにして狸に騙されることがしばしばあったという。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
夜になると、名前を呼んで戸を叩く音がする。けれども戸を開けてみると誰もいない。いっぺん脅かしてやれと思い、戸の所で待っていて、戸を叩いた時にパッと戸を開けたら狸がいた。狸は前足で戸を叩くのではなく、逆立ちして後ろ足で叩いていたという。
類似事例

キツネ
1994年 富山県
自転車で走っていると、道の三股路に女が立っていた。女は笑っていたが、きつねだと知って怖くなった。
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