国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オスガ,ヘビ
1970年 福島県
お菅が殿様に懸想して追いかけてきたが、何ともしかたなく蛇になってしまった。そして柳の木の上に登っていたが、「見苦しいから引っ越せ」といわれて福良の馬入神社に移ってしまった。お菅さまが来ると沼がいっぱいになり、いないと雨が降っても水がたまらないという。

類似事例(機械学習検索)

ヘビ,オスガサマ
1970年 福島県
参勤交代のとき柳の木の上に蛇がいたが、見苦しいからと追い払われ、福良へ移った。その柳の木は折ると血が出るといわれていたが、切ってしまった。お菅さまに参ると蚕があたるという。
類似事例

ヘビ
1970年 福島県
蛇がいつも大きな柳の木に登っていたが、殿様に見苦しいと言われて清水堀に移ろうとしたが、百姓が難儀するからひっこんでくれといわれて、福良の馬入にいってしまった。
類似事例

オスガサマ
1970年 福島県
お菅さまは将軍の妻である。夫からエゾを平定したという便りが来たので夫を慕ってきたが会えずに、池に入って自害した。そのお菅さまは3人姉妹の1番下だったが、子どもの頃、山へ遊びに行ったら蚕の幼虫がいた。お菅さまが葉を与えるとうまそうに食べたので「ねえさん食うわ」といった。それでその葉を“クワ”というようになった。嫁いでからも蚕を飼って着物を作ったので養蚕の上手な神様になった。
類似事例

オスガサマ
1970年 福島県
昔、上方から青森あたりまで将軍が征伐した。その妻が夫を追いかけてきたが病床に伏してしまい、三代の今のお菅さまのところで死んだ。夫が帰路その側を通ると、女は高井原山の霧となって正体を顕した。夫は哀れに思い、祀っていった。女は「お杉」といったが、変化して「お菅さま」となった。
類似事例

ヘビ
1970年 福島県
高井原山を蛇が飲もうとしていたが、弘法大師が護摩をたいて追い出した。その蛇が福良のコエタ坂にのべっていた。殿様がそれを見苦しいといったら、穴に入って尻尾だけ出して死んでいた。そこを穴尾という。
類似事例

キンキ,ワラビ,スガ
1956年 宮城県
御崎の神のヨリシロはワラビなので、唐桑ではワラビをたべてはいけない。また神座は菅の莚なので、菅の茣蓙は禁忌である。
類似事例

ダイジャ
1990年 福島県
鹿島神社の「お池」の水は、神社から流れてくるという。心掛けの悪い人が水を飲みに行くと、側の蛇柳という柳に大蛇がいるのが水に映って見えるという。
類似事例

(ゾクシン)
1972年 岐阜県
下長瀬では菅瀬川を越すと、死にそうな人の寿命が3年のびるという。
類似事例

ヘビ
1955年 青森県
母子の家に美しい娘がきて嫁になり、子供ができる。ある日寝入った嫁が夫に蛇体の本性を見られてしまい、目の玉をオシャブリ代わりに置いて沼に去ってしまう。この玉が評判になり、殿様に取られてしまう。沼に行って相談すると、蛇がもう1つの目玉を与えてくれた。
類似事例

(ゾクシン)
1983年 群馬県
女性は16歳で赤城山に登ってはならない。もし登れば沼にさらわれるという。
類似事例

ヘビ,リュウ
1976年 山形県
杢の沢の、「沼の平」というところは昔沼であった。その沼に何十日も雨が降り続き、村人は困った。その沼には蛇が住んでいて、雨を呼ぶのだろうということで、村人が集まって相談した結果、金棒を投げ込んだら蛇はいなくなるだろうということで、鍛冶屋に相談して金棒を作ってもらい沼に投げ込むと、ようやく雨は止んだ。
類似事例

ダイジャ
1967年 福島県
和久沼、赤宇木沼、新田沼には昔、それぞれに共通する大蛇が住んでいた。1つの沼に糠をまくと必ず他の沼にも糠が浮いたといわれ、今は2つになったが、田植えの時には雨が降るといっている。
類似事例

アメ
1946年 香川県
産まれた時に雨が降っていると死ぬときにも雨が降る。
類似事例

ヤナギノキ,バケヤナギ
1982年 新潟県
村人に化け柳と呼ばれる大きな柳の木があって、伐ろうとしたら赤い血が出たのでやめたという。
類似事例

ヤナギ(ゾクシン)
1938年 鳥取県
柳は目出度い幸福の木である。柳の木があるとその家の誰かが女難をうける。柳の大木がある家には大酒呑みが出る。柳があると美男美女が出来るが胸の病となる。柳の木のよく下るのがあれば出世することが出来るなど。
類似事例

アマゴイ,ハクジャ
1952年 福井県
蛇岩と呼ばれる岩の凹みに溜まっている水を汲み出して祈ると必ず雨が降る。その水が白蛇の飲料水で、雨を降らせて元の通り水を湛えようとするのであると言われる。
類似事例

ヌマノヌシ
1977年 福島県
炭焼きに行った美しい娘が、毎晩沼で水浴びをしていた。沼の主が娘に惚れ、あるとき娘の足を引っ張って持って行った。主が食ってしまったという。沼には何かしら主がいるというが、沼が乾いてしまったので、主は後ろの山を越えて行ってしまったという。
類似事例

アマゴイ
1974年 滋賀県
村の入り口にある石の上で火を焚く。すると、たとえ3粒の雨でも降らないことはないとか、いつまでも止まない大雨が降るといわれている。その石の上に、牛のわらじとか人が履いている草履などのムサイものを持っていくと、雨が降るといわれている。
類似事例

ヘビ
1933年 栃木県
狩人が道に迷って沼のほとりに泊まったとき、美人が現われて同棲するようになったが、女が蛇であることがわかったので逃げた。追い詰められて沼に飛び込んだが、蛇も入ってきた。蛇は沼の主であったと言われる。
類似事例

ヌマノヌシ
1964年 青森県
雨が降らないときは、猿ヶ森の沼に馬のシャリコウベを入れる。沼の主が馬の頭を嫌い、雨を降らせるという。
類似事例

テング
1929年 石川県
仏谷に天狗が住んでおり、村人は天狗から物を借りることができた。しかし菅澤の山口という者がお膳を借りっぱなしにしたため、それから貸してくれなくなった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内