サトリ 1966年 福島県 外記という人が塩と獣を交換したことを話してしまい、山から帰らなくなった。3年3月後、シャレコウベになって発見されたが、見つけた人が声をかけると崩れ落ちた。鳥のようなサトリに地を吸われ、座ったままの形にとどまったと言われる。
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アヤシイモノ 2000年 沖縄県 夜に道を背にして立っている人には声をかけてはならない。声をかけられたら数声かけさせてから返事をしなくてはならない。
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サトリ 1938年 サトリという怪物は人の心の中を見抜く。
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シシ 1999年 シシをとる人は、千匹とったら人を一人殺したことになると言われる。
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ガイコツ 1928年 富山県 天智天皇の6丁卯年、役行者が34歳のときに剣嶽に登った。そのとき、9尺5寸ほどもある大きな骸骨を見つけた。その骸骨が持っていたものを行者がとろうとしたが、とることができなかった。それでもこれをとろうとして苦練修行を続けて倒れた行者に天からの声が聞こえた。その声が言うには骸骨は行者が更生する前の姿で、第3生のものであるという。第5生、第6生のものもあるらしい。行者は7度更生している。
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ヤマノカミサマ 1965年 長崎県 鹿狩りの時、鹿の背中に御幣が立っているのを見た人がいる。山の神様が鹿に乗っていたのだろうという。
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キツネ 1991年 奈良県 一軒屋に1人で住んでいた人がいた。その人は、晩になると狐が化けて出てくると、いつも話していた。
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サトリノワッパ,オオオトコ 1927年 静岡県 狩人が山でサトリにあった。心に思うことを次々に悟られ、恐ろしくなって撃とうと思い、黄金の弾丸を取り出した。サトリは黄金の弾丸には叶わない。合ったことを口外するなと言い、立ち去った。
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(ゾクシン) 1942年 不明 人から櫛をもらうと、その人と縁を切る。もしくは、その人の悩みをもらうことになるという。
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タヌキ 1978年 和歌山県 夜、山の仕事小屋で樵が10人くらい話をしていると、外で「オーイ」と2、3人で呼ぶ声がする。皆で「オーイ」と返事をすると、外の声はしなくなった。声の主は2、3匹の狸であった。
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ヒトミゴクウ 1996年 岩手県 3年ごとに女の子を生贄に捧げなくてはならなかったが、人身御供の慣習は変わって鹿にすることになった。人塚や鹿塚も残っている。鹿も獲れなくなると、鮭になり、そして雑魚になった。
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シオ 1965年 佐賀県 塩をもらって、自分の子供を形だけ人にあげると、その子は丈夫になる。
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(ゾクシン) 1978年 新潟県 葬送に関する俗信。カラスがたくさん鳴くと、人が死ぬといわれている。出産で死んだ人が出ると、流れカンジャをする。死者の着物に川の水をかけてもらうが、100人の人にかけてもらわないと死者が浮かばれないという、など。
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シオノヤクシ 1956年 宮城県 塩出山の下に塩水が湧き、1人の老僧が塩を焼いて12人の童子に命じ村人に分け与えた。この塩によって村人は病気が治ったので、老僧を薬師の化身としてまつり、塩の薬師と称した。塩の湧いたところを塩河原、塩を煮たので塩出と呼んだ。
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コエ,カミサマ 1957年 山形県 昔のある日、シナ沢という金山で金掘りをしていると、外で呼ぶ声がしたので穴から出た。その途端に山が崩れて穴がふさがった。神様の声であったに違いないという。
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フネユウレイ 1959年 島根県 船幽霊を見たものはいないが、声をかけられたものは多い。それに対して、こちらから声をかけると必ず死ぬといわれている。
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カタナ 1939年 岩手県 先祖から人の手に渡してはならぬといわれていた刀を、事情があって売ってしまったが、翌朝になると帰ってきていた。
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タヌキ 1981年 和歌山県 狸は人の声を出して人を山中に呼ぶ。気づいたときにはもう山の中にいる。
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クチサケオンナ 1989年 静岡県 口裂け女は顔中が隠れるくらい大きなマスクをかけており、目玉の部分だけが開いている。マスクをとると骸骨である。
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ヤマイヌ 1943年 長野県 鹿を食う山犬がいる。これを犬落しという。この鹿を拾って山犬の怒りを買った人もいる。鹿をこっそり食べていると、山犬が集まって家に入り込んで、老母が食い殺されてしまったという。
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テング 1974年 山梨県 山にいると、天狗が「オイオイ」と声をかけてくることがあるが、それに返事をすると連れて行かれてしまうという。
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