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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1989年 山梨県
Aさんが7つか8つの頃、製材をやりに来ている男の人が洗濯をしている所へ1人の女の人が来て、いいところへ連れて行ってやるといったので、喜んで登っていき、遠くの滝の上まで上がって、騙された。夜になっても帰らないので帰らないのでみんなで歩いていったら、そこに寝ていた。連れてきたときはもうくたくたになっていて、お寺に預けて拝んでもらったりしたが、あまりよくなくて、その人は結局国に帰ってしまった。

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キツネ
1957年 和歌山県
狐に化かされ連れて行かれたまま帰ってこない人がいる。
類似事例

マメダヌキ
1960年 愛媛県
山に木を切りに行っていると、頭が変になり、夕方になっても帰ってこない。家族などが探しに行って連れて帰ろうとすると、「にぎやかなところへ行く」などと言って帰ろうとしない。背中をたたいたりしながらみんなで無理やり連れて帰るうちに正気にかえるが、当人はまったく覚えていない。これを島の人は「豆だぬきがひっぱった」という。
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タヌキ
1992年 奈良県
狸がきれいな着物を着た娘さんに化けて出てきた。男の人がついていったら、寂しい所に連れて行かれた。そして男の人は険しい崖を上って帰ってきたという。
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キツネ
1980年 秋田県
ある男が山に行って帰ったこなかったので探したら、「いい姉様に連れられて歩いているうちに迷ってしまった」と言った。狐の仕業。
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キツネ
1991年 奈良県
3年生か4年生くらいの近所の子が狐に騙されて山に連れて行かれた。夜になっても帰ってこない。夜になっても帰ってこないので村中で大騒ぎをした。そうしたらずぶ濡れになって帰ってきた。
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オテングサマ
1953年 埼玉県
若い男が、お天狗様に山に連れて行かれた。三年後帰って来たが、その男は何一つせず、笛ばかり吹いているようになった。
類似事例

キツネ
1972年 千葉県
1920年ごろの話。男の人が2人、急病人で医者を呼びに行った帰り、夜の山道で女の人に温かい握り飯をもらった。家に帰ってから、あんなところに女の人がいるのはおかしい、狐だ、と気付いた。
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オオカミ,(ゾクシン)
1939年 和歌山県
狼が人の家までついてきたときには、何もやらずに帰してはいけない。塩をやれば喜んで帰る。いじめると仇をする。送り狼である。
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キツネ
1987年 奈良県
夜、若い人が道を歩いていたら、美人の女の人のであった。連れて帰ってほしいと言うので、その人を連れて帰って家に入れた。朝起きたら、それは石塔になってた。狐が石塔の上に柴を1枚載せて、人間を化かしたのだった。
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キツネツキ
1971年 福島県
A氏のうちの方にお爺さんがいて、その人が狐憑きになった。そして、その人が夜にいなくなって山へ行ってしまった。みんなで捜したら、ミョウケン様の所にいた。そこで狐が子を産んでいたので方角違いの山で鉄砲を撃つと憑いていた狐が離れて、その人は家に帰ってきたが、自分の鬚をうどんだと思って食べさせられていた。
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キツネ
1989年 山梨県
Aさんのお姉さんが下へ買い物に出た。帰ってくる頃にAさんが迎えに出ると、稲又という川のところに来たのが見えたが、いつまでも川のところをウロウロしている。何をしているのかと聞くと、道が途中で消えてしまい上へいかれないという。声をかけると覚めて道がわかるようになった。狐に化かされたのか。
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ソレイ,ムエン
1959年 山梨県
盆に先祖の霊が帰ってくる時、何人かの無縁仏を一緒に連れて帰ってくると考えられている。
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キツネ
1955年 岡山県
ある家に後妻に来た女が狐憑きになった。話してもいないことを知っていて全く不思議だった。後に杵築に連れていって拝んでもらったら落ちたという。
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キツネ
1978年 静岡県
ある人が千頭に行って、サンマを買って帰る途中で夜になってしまった。お不動さんの付近まで来ると眠くなってしまった。寝ている間に魚がとられていたというので、これは狐にだまされたのであろうと言われている。
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イヌ
1976年 岡山県
備中のある村に変わった犬がいて、まるで人の言葉を理解しているかのようだった。ある時、庭に入っていたので叱ったら、それ以来二度と入らなくなった。食べ物でつって呼ぼうとしても絶対に入らない。またある時は、上から飛んできた鶏に驚き、思わずかみ殺してしまったが、主人にののしられ、追い出されてから、近くの河原で3日間じっとしていた。隣家の者が連れて帰ろうとしても、主人の怒りを恐れて帰ろうとしない。結局そのまま隣家に飼われるようになった。乞食が来れば吠えて入れようとしないが、なくなと言えばなきやむ。追いかけて行けと言えば、どこまででも追いかけていく。よしと言うとやっと帰ってきた。
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キツネ
1980年 秋田県
話者が12歳のとき、4人一緒に歩いていたら、突然一人いなくなって、帰ってこなかった。狐の仕業。
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キツネ
1975年 高知県
病気になって法印に拝んでもらうとそのときはよくなるが、法印が帰るとまた悪くなる。キツネをつかってよくして帰るという。
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キツネ
1977年 和歌山県
昔、ある人が田辺まで行って魚を買って帰ってきたが、途中の峠で狐に憑かれて帰ってくることができずに尾根まで登ってしまった。村ではその人が帰ってこないので皆で探していたところ、峠から迷い歩いたところに点々と魚が落ちていたので見つけることができたという。
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キツネ
1974年 栃木県
土手の上をきれいな女の人が歩いていくのでついていくと、体具合の悪い人が寝ていた。女の人がまんじゅうをくれたので食べようとしたら、寝ていた人か起き上がったので怖くなって後ずさりしたら土手から転げ落ちてしまった。土手の上を狐が逃げていくのを見たという。
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キツネノヨメトリ
2001年 青森県
酉九兵衛が一人娘のお松を誰かに嫁にやりたいと言っていたところ、狐が嫁に欲しいといってきた。翌日の夜に、狐が人間に化けてやって来てお松を連れて行ったが、朝になって道路端に寝ていたお松を村の人が連れて帰ってきた。化かされていたと知った酉九兵衛が村人に教えてもらった呪文を唱えると、それから狐は来なくなった。
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キツネ
1990年 秋田県
買ってきたものを家に帰ってみんなに見せたと思ったらそこは野原で、全部もっていかれてしまっていた。狐にだまされていた。
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