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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

クビキレウマ
1922年 徳島県
夜遊びの帰りにジャンジャンという音が聞えた。家に逃げ帰って戸を閉めると、追いかけてきた馬は雨戸にドンとぶつかって去っていった。

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(ゾクシン)
1977年 秋田県
足音や茶わんを鳴らす音がする。また、夜戸を開ける音はするが閉める音がしないなどは死の予兆として考えられている。
類似事例

(フホウ)
1986年 埼玉県
人が死ぬ時は、戸をたたくような音が聞える。表からすれば男、裏からすれば女だという。
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キツネ
1995年 群馬県
夜遊びに行って帰りに上から白い布が下がってきた。逃げようとしたら川のほうに火がたくさんついていた。狐に化かされたという。
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シヌマエノヒ
1966年 群馬県
本家の人が死ぬ前の日、足のひびが痛んで眠れず、夜中ごろうとうとしていると、高下駄の音が近づいてきて、家の戸を開ける音がした。見に行くと戸は開いておらず、今度は雨戸を叩く音と倒れる音がしたが、やはりどうもなっていない。次の日の朝、本家からおじいさんが心臓まひを起こしたとの知らせがあった。
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シズカモチ
1929年 栃木県
下野益子辺では夜の丑時に「コツコツコツコツ」と、遠方で餅を搗く様な異音が人によって聞えるか聞えないことがある。その音が近づくのが聞えた人はシヅカモチを搗き込まれたといい、運が向いてくるという。音が遠ざかるのが聞えた人はシヅカモチを搗き出されたといい、運が行ってしまうという。さらにこの音を迎えて聞えた人は箕を後向いて出すと財産が入ってくるといわれる。
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(フホウ)
1986年 埼玉県
人が死ぬ時は、戸をたたくような音がする。男が死ぬ時は家のトボグチ(玄関)、女が死ぬ時は流しで音が聞える。
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アズキトギ
1973年 富山県
ここには小豆トギがいて、夜遊びしていると捕らえられたり、夜になるとザクザク音がしたりするといった。
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ウシオニ
1991年 愛媛県
僧都の猟師が山で雨に降られ、岩の下で雨宿りをしていると、しずくが落ちてきた。牛鬼のよだれだった。猟師が逃げると牛鬼はジャンジャンジャンジャン、針金のような毛をすり合わせる音をされて追ってくる。弾を打ちながら家に逃げ帰り、雨戸を閉めると、戸袋に毛を打ちかけてきた。その戸袋は最近までその家にあったが、建て替えてしまって今はもう無い。
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フスマ
1998年 静岡
襖をしっかり閉めないと鬼が来る。
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タヌキ
1938年 長野県
祭りのお囃子の練習を夜にチンチンドンドンチリカラスットンとやって、ちょっと休むと向こうから同じような音が聞える。八幡様の木の上から太鼓の音だけでなく、「チョンチョン」という音や「ポコンポコン」という音も聞えてくるので狸だとわかった。明治30年代のことである。
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ミツミネサン
1941年 秋田県
明治の初め頃、某の妻の実家での出来事。ある夜、振る舞いがあって、家人は皆酒に酔って寝た。夜中、主人が目を覚ますと星が見えたので、雨戸を閉め忘れたと気づいた。閉めようとして起きあがると、犬のようなものが見えた。それは三峰山で、前足を立ててちゃんと番をしてくれていたのだという。
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シノヨチョウ(ゾクシン)
1976年 宮城県
真夜中に戸がガタンと鳴ったり、何かが倒れたような音や戸が閉まる音が聞こえると人が死ぬ。
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キツネ
1938年 長野県
狐がある家に嫁入りし、子供が生まれたが、乳をやるとき、寝室の戸を閉めるのを家の人が不思議に思い、戸の穴から覗かれ狐の姿を見られた。狐は裏口から野原へ逃げ、大きな石になった。
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タヌキ,キツネ
1975年 愛知県
60年程前、夜中に寝ていると藪でトントンと竹を切る音や竹の葉のザワザワいう音が聞えてきた。これは狐の仕業である。外縁をピチャピチャと音を立ててある音が聞えたが、翌朝見ると狸の足跡がついていた。
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ヌレオナゴ
1991年 愛媛県
たかなご坂を通ると女が赤子を抱いていて、「子を抱いてくれ」と言った。抱いてやると赤子が次第に重くなったので放り出して逃げると女は追ってきた。家に入って戸を閉めると、女は先が鉤になった髪の毛を投げつけてきた。朝見てみると、釣り針のような毛が戸に残っていた。二枚戸だったので助かった。それで「二枚戸は祟られん」という。
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マックロイオオキナモノ
1977年 和歌山県
ある朝、ある人が父親と小屋にいると、何かが大声で笑ったので出て行ってみると、山から真っ黒い大きなものが笑いながら下りてきた。小屋の戸を閉めていると、戸を叩く音がしてキャッと声がした。夜明けに見てみると、鹿の生首が切って放ってあったという。
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ヤマイヌ,オクリオオカミ
1978年 山梨県
竹宇集落には昔よく山犬が出た。山犬が後をつけてきたときには、家の近くで「ごくろうさん」といって戸を閉めると山犬は帰っていった。これを送り狼と呼んだ。
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オト,テングノキダオシ
1937年 福島県
夜中に斧の音が聞え、バリバリと大木の倒れる音がする。天狗の木倒しと呼ばれている。
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オト
1958年 栃木県
曾祖母が死に、母が死に水を取っていたとき、閉めてあった雨戸がガタンとなった。その瞬間母の顔色が変わり、「おばあさんの魂が抜け出してしまった」といった。
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カンスコロバシ
1960年 神奈川県
昔、畑久保の観音堂の前あたりに出た。カラカラカラッという気味悪い音がするので、夜遊びしていた若者がよく逃げ出した。
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タヌキ
1992年 奈良県
夜になると、名前を呼んで戸を叩く音がする。けれども戸を開けてみると誰もいない。いっぺん脅かしてやれと思い、戸の所で待っていて、戸を叩いた時にパッと戸を開けたら狸がいた。狸は前足で戸を叩くのではなく、逆立ちして後ろ足で叩いていたという。
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