ヤツマタタヌキ 1965年 愛媛県 明堂さんの境内に大きな山桃の木がある。ここにヤツマタ狸がいて、村人を守っていたという。
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(ゾクシン) 1975年 山口県 旧豊田上村の俗信。初夢で牛の夢を見ると、その年は骨折りが多いという。山桃がたくさんなると、火事があるという、など。
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ヤマワロ 1950年 熊本県 子供らが山桃をとろうと木に登ったら枝が折れた。誰かが「ヒューヒューが折ったんだ」と言ったので皆逃げ帰った。このように、ヤマワロに遭ったという話はあるが、実物は見ていない。
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カワテング,テング 1983年 東京都 川で夜に釣りをしている時、キセルでタバコを吸っているとなくなってしまった。天狗にとられたのだという。
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キツネ 1993年 岩手県 お父さんが魚を買って抱えてタバコを吸いながら家に帰った。家の中から見ると、門口で子供がヒーヒー泣いている。狐はタバコの匂いが嫌いなので、魚を取れずに悔しがっていたのだろう。狐に出会ったときにはアッカンベーをすると化かされない。
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キツネ 1972年 千葉県 山に入ってなかなか出てこられなくなることがあった。そういう時は、タバコを1本吸うと狐に化かされない。
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ムジナ 2001年 新潟県 お庚申、甲子講でもらった餅を持っていると、狢に道を仕切られて家へ帰れない。重箱に唾をしかけてやっと帰れた。
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キツネ 1972年 千葉県 話者がムシロを売りに辰富というところまで行ったとき、道が暗くてわからなくなった。仕方が無いのでタバコを吸ったら、隣に狐がいた。狐はタバコが嫌い。
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キツネ 1975年 福島県 ある男が雨の夜にきれいな女に出くわして後をついていったら、とんでもないところに出てしまい、一晩中歩かされた。狐の仕業。狐はタバコとマッチが嫌いなので、こういうときにはタバコを吸うといい。
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キツネ,オイヌサマ 1980年 神奈川県 度々、子犬に餌をあげていたおばあさんがいた。ある日おばあさんは「お犬様に連れられていろんな所を見物してきた」と話した。小狐にいつも餌をもらっていたので、親狐がお礼に来たらしい。
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キツネ,コロヘタキツネ 1983年 東京都 年数のたった狐はコロヘタキツネと呼ばれ、人をツマム。狐は魚や豆腐の揚げが好きで、そういう物を持っていると、眠気がさしたり疲れたような時にだまされる。おじいさんが山で狐火にだまされそうになったが、タバコを吸おうとしたら火が消えた。狐の頭がタバコを嫌うのだそうである。
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キツネ 1990年 福島県 魚を持って家に帰るとき、狐が人の姿に化けて話し掛けてくる。途中で別れて帰ってみると、魚がなくなっている。
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キツネ 1984年 大阪府 タバコを吸うと狐にだまされるのを防ぐことが出来る。
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キツネ 1978年 山梨県 キツネに化かされたときは、座ってタバコを吸うといい。
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キツネ 1990年 秋田県 買ってきたものを家に帰ってみんなに見せたと思ったらそこは野原で、全部もっていかれてしまっていた。狐にだまされていた。
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タヌキ,ボウズ 1978年 和歌山県 郵便屋が家へ帰る途中、坊主に化けた狸に相撲をとろうと言われて一番とってみると、郵便屋が勝って、喜んでいい気分で帰った。持っていた袋を開けてみると砂がたくさん入っていた。
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キツネ 1973年 岩手県 話者が山にキノコ採りに行ったときのこと。山中で道がわからなくなり、昼間なのに暗くなった。灯りが見えたのでそのほうに歩いたが、灯りは消えてしまった。これは狐に騙されていると思い、タバコを吸ったら意識がはっきりとした。狐はタバコを嫌う。
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キツネ 1973年 岩手県 節供の準備で食べ物を買って帰った人が、女に化けた狐に化かされてあちこち歩き回らされた。急に突き放されて正気に返ったが、食べ物は取られていた。
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チョウチンノヒ,キツネ 1977年 山形県 橋の所で提灯の火を見た。狐は食べ物を持っている人を化かすので、化かされても落ち着いていること。
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キツネ 1955年 新潟県 佐渡のあるどんどこ屋(霊媒の女)の人には、上野の森にいた野狐が憑いていた。畑で仕事をしていた時、急にひっくり返り、家に帰った時には神通力を持つようになっていたという。
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ムジナ,トンチボー 1988年 新潟県 お祭りで食べ物をもらって帰ると、誰かがついて来てそれを取ってしまう。おそらく狢であろう。
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