ホトケサマ 1972年 山梨県 盆に魚を食べないと仏様が口を吸いにくるという、また、16日に送るのがおくれると仏様が泣く。
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クチヨセ,イチッコ 1977年 神奈川県 お経を上げると仏様がイチッコにのりうつり、その口を借りて話す。1度はそうして見てもらわないと、仏様が成仏しないのだという。
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ホトケサマ 1963年 福島県 7月7日の朝、小麦の藁で作った七夕馬を母屋の屋根に上げる。この馬に乗って仏様が降りてくるという。仏様とは家の先祖のことである。この日は仏様を追い出して仏具を洗う。
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ホトケサマ 1982年 新潟県 彼岸の中日には仏様が寺参りに出かけるので、肉や魚を食べてもよい日だといい、アケの朝には、仏様があの世へ帰られるので、夕飯には必ず魚を食べ、途中で戻った仏様が戸口で家人の口を嗅ぎ、生臭いので安心して帰られるという。
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ホトケ 1984年 新潟県 仏オロシに関する俗信。なやみごとや困ったことがあると、仏オロシをした。あまりおろすと仏の位が下がったり、仏が負けたりするなどという。
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ミサキ 1975年 岡山県 ミサキ様は仏様の古いのを言う。近寄ると頭痛がするという。
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ネンブツイケ 1990年 岐阜県 花山院が池にかかる大橋から「南無阿弥陀仏」と唱えると、淵から「仏、仏」と水の音が聞こえた。高倉天皇が勅使を出して調べさせたが、本当に「仏、仏」と音がする。
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ホトケ(センゾ)ノタタリゾ) 1982年 群馬県 子どものやけどは仏様(ご先祖様)を粗末にした祟り。
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ホトケサマ,(ゾクシン) 1942年 富山県 火事で仏様を焼くとその家が死に絶える。
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ホトケ 1933年 秋田県 葬式の夜行う仏降ろしで、仏が降りない場合がある。その理由のひとつに亡くなって水を供えた降りてきてほしい仏ではなくて、それ以外の仏が降りたがって、押し分けてくる場合がある。その時は出席している遺族やお客にどうするのか尋ねて判断するのだが、大抵はまずその仏の言葉も聴いてやることにする。
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ホトケサマ,(ゾクシン) 1931年 (不明) 仏様の悪口を言うと口が曲がる。
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ナガレボトケ 1964年 福島県 水死人を流れ仏という。死人を海で引き上げるときにはおもかじのほうからする。「仏にしてやるから漁をさせろ」といって上げるが、そのような船には確かに漁があるという。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 なやみごとや困ったことがあると、仏をおろしたが、これを仏モドシといった。
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ホトケサマ 1965年 宮崎県 盆の13日の晩には仏様が来るので、家の入口から仏壇に通じる戸をすべて、少し開けておく。この仏は夜中に帰っていく。
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(ゾクシン),チョウ 1933年 栃木県 お盆の黒い蝶には仏様が乗って来るという。
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(ナガレボトケ) 2002年 山口県 水死体には漁をさせる仏と漁をさせない仏とあり、悪い仏はその家を取り殺すことさえある。家人に憑いて口走ることもあり、枕元に立つこともある。ことに死体が近くに浮いているのに知らずに通ると必ず祟る。
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ウツガン 1951年 鹿児島県 竹之内家では次の言い伝えがある。「ある時合戦があり、先祖が穂積の陰に隠れていたが仏様が白い鳥になって飛び立ったため、難を免れた。この仏様がウツガンである。」
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ホトケダ 1971年 岩手県 田植え時に産婦ができた。田掻きの馬にサセドリを手伝ってもらい、家に帰ってみると仏様の腰から下が泥になっていた。仏様に手伝って貰ったから仏田という。
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ホトケ 1984年 新潟県 彼岸のアケの日は仏のお立ちの日であり、その前夜特別のご馳走を仏壇に供えてその翌朝は仏が朝立ちをするといってみやげ団子を仏に供えた。
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ヘビ 1985年 和歌山県 昔、井上一族がこの地を引き揚げることになった。一族の中の庄次には、お百合という相思相愛の娘がいた。一族の者が引き揚げたあと、お百合は悲しみのあまり、東条ガ淵に身投げして死んだ。それから、お百合の怨念が蛇となって出るようになったという。
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サカサダケ 1940年 千葉 県 青竹の節を抜き、逆さまにして墓の上に立てる。仏はこの穴を通って外に出るという。また、墓参りのたびに、この竹の穴から水を注ぎ込む。仏がその音を聞いているとも、仏がその水で喉を潤すともいう。
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