オニモチ 2002年 沖縄県 ふるさとの古老に聞いた話。餅の霊力と女のきょうだいの性器が持つ呪力により,兄の大里鬼を退治した。ホーハイという火災除けの呪言はこの伝説に由来する。
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ケンムン 1993年 鹿児島県 以前はホー木の根元に貝殻がいっぱいあった。昔の人はホー木が若木のときに、ケンムンが憑かないように釘か何かを打ち込んでおいたのだろいう。
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キツネ 1954年 長野県 きつねつきをはらうには、ホーロク(鍋)を焼いて頭にかぶせるまねをするとよいという。
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ハエ,ハイ 1979年 蝿はハイと呼んでいるが、これは灰のことである。というのは蝿が水に溺れて死んでしまっても、灰をかけると生き返るためである。
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キツネ(ゾクシン) 1942年 長野県 道が分からなくなって、「変だ」と思ったら、カドイシ(火打石)を打つ。すると狐が逃げるので化かされずに済む。また、もし化かされたときは、ホーゲン様に頼んでオヒマチ(祈祷)をしてもらう。
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(ゾクシン),オショウロウサマ 1933年 愛知県 盆月に死んだ者は、あの世への道中にこの世に来る御精霊様に頭を叩かれるので、カワラケかホーロクをかぶせて葬る。
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ネンブツヅカ 1985年 茨城県 竜ヶ崎ニュータウン用地となり、今回調査したが何も発掘されなかった。昔経石が籠に一ハイ程出土、掘った者が不幸が起きて又埋め戻したという。
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ケンムン,ボー 1996年 鹿児島県 ケンムンのことをボーという。ホーにいて、根元には大きな二枚貝があった。近くにいるときには生臭い匂いがする。雨のシトシト降っている日に多い。赤ん坊の泣き声そっくりにワーンワーンという声を立てる。
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ウジガミサマ 1983年 富山県 10月31日は、氏神様が出雲にチョウハイに行くという。供え物をして出雲に送るのだが、その時に氏神様は縁結びをするといった。神送りのときにお供えにオモシをかって供えないと隣の神様に持っていかれるといった。11月31日には神迎えをする。
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セイショウナゴン,イガイ 1934年 徳島県 昔、清少納言が何かの罪のために流された時、漂着した海岸で着物や財物を剥ぎ取られて辱められたので、彼女は女陰を切り取って海に捨てて自殺した。そのために人びとは癘病になった。女陰は貽貝になったという。
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キツネ,ホーショーノタマ 1939年 青森県 魚が食べたくなった狐は魚売りと話し合って狐が人をだますために必要なホーショーの玉という宝珠と魚を交換した。以後、狐は人をだませなくなり、年老いて人につかまって死んだ。
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ドウソジン,ダンコン,ニョイン 1964年 福島県 南会津では、民家の道祖神のような男根、女陰は主婦がまつる。
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ヤマオンナ 1939年 新潟県 女が薬箱を下げてきて夜が遅いので泊めて欲しいと言う。女が夜中に炭焚きの蒲団の中に入るので怪しいと思ってみると、男が死んでいた。女を叩くと、狢が正体をあらわし、死んでしまった。
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ドウソジン,ダンコン,ニョイン 1964年 福島県 安達地方の一部には、道祖神のような男根、女陰を民家にまつるとき、新嫁に背負わせる。
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ドウソジン,ダンコン,ニョイン 1964年 福島県 信達地方では、民家の道祖神のような男根、女陰は火伏せの呪法ともいう。
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スナカケババ 1938年 奈良県 姿を見たものはいないが、婆といわれている。森陰などを通るとばらばらと砂をふりかけて人を驚かす。
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ドウソジン,ダンコン,ニョイン 1964年 福島県 民家にまつる道祖神としての男根、女陰は、新築の際にはどこの家でもまつる。魔よけになるし、子どもが繁盛するまじないにもなる。
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オニ 1962年 徳島県 一人暮らしの男の元に女がやって来た。女房にして1ヶ月後、女は、帰るので風呂を焚いてくれと言い出す。男が先に入ると女は風呂を抱えて山を上がり、鬼の元に急ぐが、男は途中で逃げた。しばらくしてから気付いた女は、蜘蛛になって男を捕まえる画策をするが、岩陰から聞いていた男は待ち伏せ、赤い蜘蛛が現れると火に入れた。裂けて鬼の姿になった。
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ムニダルノカミ,〔ソウソウノカミ〕,コイツノ,コイタマ 1986年 沖縄県 宗達神(陽=男神)が青草を身にまとった草装神(陰=女神)と結婚して東地を与えられ、嘉玉神(陰=女神)が紅葉を身にまとった木装神(陽=男神)と結婚して西地を与えられるという創世神話がある。
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ヤカン 1975年 岐阜県 美濃国に住む男が美人の女を嫁にしたいと思っていたところ、野原に女が居た。男は女を妻とし、一人の男の子を産んだ。そのあと家で飼っていた犬が12月15日に子を生んだ。この子犬は少し大人びており、女をみては吠えるという。ある時、米をとぐ女達に飯を与えようと唐臼の小屋に入ったら、この犬が女を食おうとしたため、女は恐れて野干になり屋根に登ったという。この狐と男の子供が安倍晴明といわれている。
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ミサキカゼ 1965年 宮崎県 法者は、ミサキカゼは横死した人の魂がうかばれずに陰を歩いているのがたたるのだという。
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