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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オニ
1962年 徳島県
一人暮らしの男の元に女がやって来た。女房にして1ヶ月後、女は、帰るので風呂を焚いてくれと言い出す。男が先に入ると女は風呂を抱えて山を上がり、鬼の元に急ぐが、男は途中で逃げた。しばらくしてから気付いた女は、蜘蛛になって男を捕まえる画策をするが、岩陰から聞いていた男は待ち伏せ、赤い蜘蛛が現れると火に入れた。裂けて鬼の姿になった。

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クワズニョウボウ
1962年 徳島県
嫁に来た女がご飯を食べないのを不思議に思った夫が夜中に隠れて見ていると、女は頭の中に飯を入れていた。女は見られているのに気付くともえばしを投げつけた。女は男が風呂に入ると風呂を頭に載せて山奥に向かった。途中男は木につかまって逃れたが女は気付かずに仲間の元に行った。獲物を見せようとしたら男がいないのに気付いた。
類似事例

(ウマレテクルコドモノセイベツウラナイ)
1967年 福島県
山の神を迎えに行く途中で会う人が男なら男、女なら女が生まれる。
類似事例

キツネ,ムジナ
1990年 秋田県
狐は狢よりだます。人間が男であれば女に、女であれば男に化けることが多い。
類似事例

クモ
1982年 広島県
ある欲張りな男が飯を食わない女を妻にした。まったく飯を食わないので気味悪くなりある日、畑に行くふりをして隠れていたら女は大量の飯を食っていた。見られたのを知った女は蜘蛛になり男を殺そうとした。それを知った男は夜、蜘蛛が現れた所を殺した。
類似事例

コブ,クモ
1972年 長崎県
コブ(蜘蛛)が女性に化けて、男性と夫婦になったが、女が大食いで晩になるといなくなることを男は訝しんでいた。女は付いてくるなといったが男は後を追い、正体を知った。女にそれを告げたところ元に戻って襲ってきたのでフツとカヤの中に逃げ込むと蜘蛛は入ってこなかったという。
類似事例

キノセイ,ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、二組の夫婦がいた。一方の夫婦の男が、もう一方の女に惚れていた。その男は、惚れていた女の夫を海で殺し、女に自分の妻になるように頼んだ。女は男に一抱えできる木を抱えたら結婚すると約束した。男が木を見つけ抱えると、女は亡き夫の恨みを晴らすために男の掌に釘を打ち込んで殺した。その死霊が木の精(ケンムン)になったという。
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オニ
1936年 鹿児島県
ひとりの男がいた。あるとき男が豚と馬を鬼が食ってしまった。男は木に登って逃げたが、池に姿が映っていた。鬼は池の中に男が居ると思って水を飲み干した。その後で上にいる男を見つけ登り方を聞くが、男は嘘の上り方を教えた。最後に男は神様に降ろしてもらった綱で天にのぼり、それを真似しようとした鬼は途中で綱が切れて死んでしまった。
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カッパ
1960年 広島県
猿猴川にはかっぱがいたという。この川の土手をある男が歩いていたら、いい女が現れた。女から男は手紙を渡すように頼まれた。男が言われたとおり、同い年ぐらいの男に手渡すと、その男はさらに手紙を女のもとに持って行ってくれるように頼んだ。手紙を女に渡した男は、褒美をもらうために船を出して川の中に行った。後に、その男によく似た水死体が流れ着いた。
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クモ
1929年 長崎県
独身で金をためるだけが楽しみな男のところへ飯を食わぬ美女が嫁に来た。ある日男は一人のときに大量の飯を食っているのを見た。翌日、男が風呂に入っているとふたを閉められて風呂ごとどこかへ運ぶので慌てて逃げた。退治すると女は蜘蛛であった。
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ウシオニ
1991年 島根県
ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。
類似事例

キツネ
1972年 千葉県
狐は、男相手には女に、女相手の時には男に化けて出る。
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キツネ
1972年 千葉県
追分というところで狐が女に化けて出て、近所の男を風呂に入れた。翌朝気付くと、風呂だと思っていたものは溜池だった。
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ヒノハカマノオンナ,ボウレイ
1916年 東京都
雨の降る夜、緋の袴の女が現れる岩がある。かつて男と女が漂着し、男が食糧を求めに出たまま帰らなかったため女が餓死した。その亡霊が現れるのだという。
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コイ
1941年 秋田県
ある男のところへ、若い女が女房にしてくれと言って来た。その女は飯も食わずによく働くが、お汁のダシについては何も教えてくれなかった。男がこれを覗き見ると、女は鯉の姿になって庭の泉水に飛び込んでしまった。
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ヤマウバ
1984年 岐阜県
男がものを食わない女を嫁にする。ある日様子を見ると4~5人の子どもに腹いっぱいたべさせ、自分は丸髷の中に握り飯を隠した。男は見つかって山姥になった女に食われそうになるが逃げた。山姥は蜘蛛に化けて男のところに来るが、いろりの火に投げ込まれて死んだ。
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フルギツネ
1990年 富山県
男が山小屋に入って寝ていると女が入ってきて、朝笑った男は血を吸い取られ殺される。ある時男が泊まっていると女が入ってきた。側にやってきたので切りかかると、女が叫んで倒れた。朝になって見ると古ぎつねが死んでいた。
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ヤカン
1975年 岐阜県
美濃国に住む男が美人の女を嫁にしたいと思っていたところ、野原に女が居た。男は女を妻とし、一人の男の子を産んだ。そのあと家で飼っていた犬が12月15日に子を生んだ。この子犬は少し大人びており、女をみては吠えるという。ある時、米をとぐ女達に飯を与えようと唐臼の小屋に入ったら、この犬が女を食おうとしたため、女は恐れて野干になり屋根に登ったという。この狐と男の子供が安倍晴明といわれている。
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ヘビ,エラブウナギ,イラブウ
1977年 沖縄県
女の元に通う正体不明の男がいた。仕組んだ糸を辿って男の後をつけると蛇の穴に着いた。男は女を妊娠させたこと、流産の方法などを話していたので、女はその通りに浜下りをすると、下りるたびに蛇の子が落ちていった。これがエラブウナギである。
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キツネ
1978年 岐阜県
欲深な男が、飯を食わない嫁が欲しいと言ったら、その通りの嫁が来た。嫁の正体は狐で、男の留守に沢山の食物を食べていた。気づかれたと感づいた狐は、男が風呂に入ったとき、風呂桶ごと担いで山へ連れて行った。男は風呂桶から逃げ出して帰ってきた。
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オニ
1936年 鹿児島県
馬方が馬で塩を運んでいると鬼に出会う。男は木に登って逃げた。池に映った男の姿を見た鬼は池に飛び込み、水を飲んでしまった。笑う男に怒った男は木をかじった。男は月の神様に頼んで降ろしてもらった綱で天に上った。鬼は金の棒を貰って登ったが、途中で雷が落ちて焼け死んでしまった。
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(アタマニクチガアルジョセイ),ショウブ
1974年 宮城県
ある男が食べるものも食べないで働く人が欲しいと言った。それでは行きますという女がいた。男は毎日弁当を持って山に行くが、おかしいと思ったので隠れて見ていた。女はおにぎりを作り、それを頭の中に詰めていた。男は逃げだし、女はそれを追った。男はショウブが生い茂る沼に逃げ込んで助かった。
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