カラスナキ 1996年 神奈川県 人が死ぬ前には、鳥の鳴き声がヘラヘラと笑うように聞こえる。また、鳥が騒いでいる朝には怪我に気をつけると言う。森で変わったことがあるときにも鳥鳴きが悪い。
類似事例 |
|
ガイコツ 1928年 富山県 天智天皇の6丁卯年、役行者が34歳のときに剣嶽に登った。そのとき、9尺5寸ほどもある大きな骸骨を見つけた。その骸骨が持っていたものを行者がとろうとしたが、とることができなかった。それでもこれをとろうとして苦練修行を続けて倒れた行者に天からの声が聞こえた。その声が言うには骸骨は行者が更生する前の姿で、第3生のものであるという。第5生、第6生のものもあるらしい。行者は7度更生している。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1974年 大分県 「人魂」という名の鳥がおり、この鳥が鳴くと人が死ぬという。鳥の正体は定かではない。
類似事例 |
|
マツノキ 1967年 富山県 秋葉山にあった松の木の下に行者がきて「おいてくれ」と言った。夜中、行者が南無阿弥陀仏を唱えると、松の木が「出て行ってくれ」と言った。それでも行者が頑張ると、松の木は行者に頭から水をかけて追い払った。行者は山を降り、その出来事をみんなに話した。
類似事例 |
|
(ゾクシン),トリ 1998年 静岡県 鳥を見ると親が早く死ぬため、鳥がいるときは親指を隠す。
類似事例 |
|
コイシ 1940年 鹿児島県 大隅徳之島の俗信。河原にある小石を持ち帰るときは、自分の頭を叩いて血を出してから持ち帰るという。
類似事例 |
|
エンノギョウジャ 1928年 大阪府 役行者の最後は死んだと言わないで穏没したと言う。行者の死骸は石窟に納められたが、その後7日もたたない頃、商人が摂州で行者に会ったという。どこに行くのかとたずねると天竺に行くと言った。商人が行者の弟子たちと石窟を見に行くと、そこに行者の死骸はなかった。
類似事例 |
|
ボウレイ 1977年 2月15日、5月15日、7月14日、8月15日、9月16日、12月晦日の年6回亡霊が来る日だと言う。7月14日と12月晦日は特に別に祭る。
類似事例 |
|
エンノギョウジャ,ヒトコトヌシカミ 1929年 奈良県 役の行者が一言主神に葛城山から大峰に岩橋を架けろと命じた。しかし神は容貌に自信がないので夜しか出てこないので、行者は怒って神を谷底に投げ入れて岩に呪縛した。神は当時の帝に行者を訴えたので、行者は伊豆の大島に流されたといわれている。
類似事例 |
|
オツゲ,(キトウシ) 1988年 長野県 祈とう師を行者あるいは法眼様と呼ぶ。祟りや障りがあったときに願う。行者は行衣を着ており、神前でお経を唱える、すると神が乗り移ってお告げが下されるという。
類似事例 |
|
トイレ 1998年 静岡 鳥を見ると親が早死にするので、鳥がいるときは親指を隠す。
類似事例 |
|
ウシ,イエ,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 5月と6月に牛が家の中に入ると、その家が潰れるという。
類似事例 |
|
ライノトリ 1975年 石川県 白山にらいの鳥という鳥がいる。見る人は稀であり、見ることができると奇瑞であるとされる。この鳥はよく火災を避けるという。
類似事例 |
|
レイコン 1984年 愛知県 死ぬと行者の霊魂は御嶽に帰る。
類似事例 |
|
ゴキトンドリ 1928年 愛知県 秋の夜、非常に淋しい声で鳴くのはごきとん鳥である。はすとん鳥とも言う。鷹に似た小さな体、あるいは、機織の杼のような形をしているとも言う。人がこの鳥を見ると死ぬといわれる。
類似事例 |
|
オニ 1936年 鹿児島県 ひとりの男がいた。あるとき男が豚と馬を鬼が食ってしまった。男は木に登って逃げたが、池に姿が映っていた。鬼は池の中に男が居ると思って水を飲み干した。その後で上にいる男を見つけ登り方を聞くが、男は嘘の上り方を教えた。最後に男は神様に降ろしてもらった綱で天にのぼり、それを真似しようとした鬼は途中で綱が切れて死んでしまった。
類似事例 |
|
(ゾクシン),トリ 1998年 静岡県 鳥が屋根にとまると、その家の人が死ぬ。
類似事例 |
|
オスワサマノタ 1975年 秋田県 御諏訪様の田の説明。耕作するとそこの家の戸主が死ぬ。現在は5~6人に分散され苗代になっていて、昭和初期以来死んだ人は出ていない。
類似事例 |
|
(ヒヲタクバショ) 1960年 三重県 月の数の日(5月は5日、6月は6日)には火を焚く場所を慎重にする。その日畑で火を焚いたため、顔に痣のある子が生まれたことがある。
類似事例 |
|
カッパ,(ゾクシン) 1972年 長崎県 6月15日は祇園祭りの日である。この日川に行くと、カッパにジゴ(尻)を抜かれるという。
類似事例 |
|
ガイロ,(ゾクシン) 1960年 三重県 6月15日はガイロに尻を抜かれるといい、海女が仕事を休む日。この日にキュウリを食べてはいけない。
類似事例 |
|