カミカクシ 1975年 高知県 3、4歳の子どもが行方不明となり、一里も離れたところで発見された。知らない者が連れていったと語ったという。また、春代という娘が6日間もいなくなり、7日目に押入れで発見されたことがあった。坊主のようなものが連れていったと語ったとのこと。
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キツネ,オショウ 1974年 ある猟師が狐を捕り逃がしたところ、逃げた狐が猟師の念に苦しめられていると僧の夢に現れた。僧が猟師を訪れ、狐が捕われて場合の金を渡すと再び僧の夢に狐が現れ礼を述べた。
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キツネ 1973年 岩手県 近所に住んでいた猟師が、穴の中でお産をしていた狐に「殺さないでくれ」と頼まれて、見逃してやった。しかしその猟師の息子は狐に騙されて、不幸な生活を送るようになってしまった。
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キツネ,タヌキ 1939年 佐賀県 狐と狸が化かしあいをした。狸が化ける番になって、犬を連れた猟師が現われた。狐は狸が化けたものだと思っていたが、本物の猟師だったので、狐は撃たれてしまった。
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ヤマイヌ 1959年 長野県 犬と共に猟をしていると、夜中になって犬が大きな声で鳴く。うるさいので斬ってしまうと、その頭が猟師の頭上にいたうわばみに食いついて、猟師を救ってくれた。猟師は感謝して、石碑を建ててその首を祀った。
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シカ,ダイジャ 1931年 大阪府 飼い犬を伴って出かけた猟師がいた。ところが、頻りに犬が吠えるので獲物を取り逃した。怒った猟師は犬の首を切り落とすが、犬の首が猟師を食わんとした大蛇に噛み付いたため、猟師は間一髪助かった。
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キツネ 1963年 岡山県 西山から小西への帰り、山の上に火が見えて「助けてくれ」と女の叫び声がしたので近付くと、後ろから目隠しをされた。その手から逃れると日が暮れて真っ暗で、自分の知らない山奥にいた。「ホーイ、ホーイ」と叫びながらほうほうのていで山を下った。人にきくと「狐にだまされたのだ」と言われた。
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ハナヨメギョウレツ,キツネ 1937年 秋田県 ある男が、向こうからきた花嫁行列にまぎれ込んで行方不明になった。後になって意外に近い村の山中で発見された。狐に隠されたのだろうと評判された。
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キツネ 1976年 山口県 女の人が「肩が引っ張られる」と言って、数日後に姿を消した。5,6年後、山中で発見された。
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キツネ 1975年 鳥取県 行方不明になった人を探しに行くと、山の中を狐に引っ張りまわされたあげく、行方不明になった場所とは反対の方角で発見されたが、半年ほど経って死んだ。
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タヌキ 1979年 徳島県 吉原さんという老婆が町にいた。元越峠で道に迷って3・4日間行方不明になり、その後山で死体で発見された。狸に化かされたのだと言われている。
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カミカクシ,キツネ 1943年 山形県 昭和17年6月頃、少し頭の変な男が行方不明になった。3日後月山で発見されたが、男は狐に騙されて年寄り夫婦と美しい娘のいる家に一晩だけ泊まっただけだと言った。
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キツネ 1938年 長野県 ある若い女性が行方不明になった。1月以上たってから、山奥の川の側に座っているのを発見され、連れ帰られた。
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サル 1931年 長野県 ある猟師が山で妊娠していた猿を撃った。その後間もなく猟師の3人の子が死に、血統が絶えてしまった。猿を殺した祟りと言われている。
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キツネ 1976年 山口県 女の人が姿を消した。一度戻ったが、数年後、山中で死体で発見された。
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オンナ,ヤマガミ 2000年 福島県 猟師が山中で、女と出会った。山の神が、殺生を止めさせるために現れたのだと考え、猟師はそれから猟をやめた。
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キツネ 1971年 岐阜県 野志にいたヨヒョウという猟師は、鼠の油揚げを家の軒に吊るして狐をおびき寄せ、撃っていた。あまりにたくさん狐を撃ったので祟られて、毎晩「ヨヒョウさ、狐来た」と雨戸を叩く音がして、気が狂って猟師をやめてしまったという。
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(ゾクシン) 1987年 岐阜県 狐や狸は、冬ならば肉も食べたが、おもに皮を売ることを目的に捕る。狐の毛皮は高く売れて、胃は薬になるが、昔は狐を捕るとバチがあたるといわれていたので捕る猟師はめったにいなかった。
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ヤマンバ,ヤマイヌ 1991年 愛媛県 山で猟師が山婆に追いかけられたとき、山犬に隠してもらって助かった。お礼に猟師は赤飯を炊き、山犬に奉った。
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テング 1981年 和歌山県 行方不明の人は三里ヶ峰の天狗に捕られたと言われる。木之川の観音堂の近くで炭焼きをしていて天狗に捕られたらしく、行方不明になった人がいる。
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キツネ 1977年 和歌山県 猟師がかけたハサミに狐がつかまって、足が一本欠けてしまった。狐は仕返しに猟師の子供2人を殺してしまった。3本足の狐の足跡を見た人がいるという。
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