(ゾクシン) 1969年 岐阜県 虹に関する俗信。虹が川をまたぐとよい。夕方の虹はよく、朝の虹は悪い。虹の下をくぐり抜けられたら財産がふえる。
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キツネノヒ 1971年 山梨県 20年程前には冬にきつねの火が、提灯のように道に10~20も出たという。
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テンピ 1932年 熊本県 流星でもない、天から降りてくる火。赤かったり青白かったりし、尾を曳かずに空中を飛ぶ。もし人家に落ちれば必ず火事になる。
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ニジ 1956年 宮城県 夕方の虹は翌日晴れ、朝の虹はやがて雨が降るという。また、虹が川を渡ると雨、山をまたぐと晴れになるという。短い虹が虚空蔵山の上に現れると大荒れになるなどの俗信がある。
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サンボク 1999年 長野県 村の秋祭りで煙火師が筒割の事故で死んだ。その原因は煙火師の妻が産朴(産穢)であったためであるとされた。
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ヒトタマ,コンパク,ヒトダマ 1974年 人魂とは流星である。また、魂魄とぶとも言う。日本紀略昌泰二年、尾の長さ五,六尺の流星が飛んだがそれを人魂としるしているのが証拠である。
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ヒバシラ 1938年 福島県 火事の前兆としてヒバシラ(火柱)が経つ。流星花火のように、1丈ほどの高さに火を噴出して燃え、その後消えるという。
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(サカナ) 1981年 大阪府 7、8日前、大坂城の京橋口門から大手門の間の堀の中に、長さ4、5間、胴の太さ3、4尺、頭は子牛ほどの大きさの魚が泳いでいた。
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ホシクソ 1975年 長野県 信濃国岩村田で春、田を耕す時に土中から薄ねずみ色で水晶に似た石が掘り出される。これを星糞という。この地は他所より流星が多い所で、流星が多かった年はこの石も多く掘り出される。
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テンピ 1932年 熊本県 テンピは天火の義らしく、流星や星として説明される。赤かったり青白かったりし、尾を曳かずに空中を飛ぶ。もし人家に落ちれば必ず火事になる。
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(ジュウチョウ) 1981年 正徳4年4月12日、奥州しゆ原山に大きさ10間余り、亀甲で腹は蛇形、首は鳥で耳の長さ4尺8寸、尾の長さ2間2尺、翼があり、足の長さ2間で太さ3尺の獣が現れた。息は火炎のようで鳴き声は雷鳴のようであった。鉄砲10挺で撃ち止めた。見物の男女で毒気にあたり病死するものも出た。この件は江戸へ注進した。
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チョウコウテイ 1973年 沖縄県 那覇は元々湾内の離れ島であり、浮島と呼ばれていた。15世紀、明の大学者陳謨を冊封使として迎えるにあたり、那覇と首里を繋ぐ海中道路である長虹堤(長虹橋)が作られた。長虹堤、および長虹堤工事に関する伝説多々あり。
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ヒトダマ,ヒダマ 1938年 静岡県 ヒダマは流星のように細い尾を引いて早く飛び、ヒトダマはオタマジャクシのような尾を引いて空中を漂う。少年の頃火の見櫓に登っているとヒトダマが近寄ってきた。手で叩き落すと火は消え、手には泡が付いていたという。
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ハアリ 1974年 京都府 仁和3年4月に地震が有った日、達智門上からけむりのようでけむりではない気が立った。それは虹のようで虹ではなく、天にのびていた。見た人はこれを羽蟻と言った。
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(エビス) 1984年 新潟県 2月20日を春エビス、11月20日を秋エビスという。春エビスに出かけて11月20日には金をもうけて帰る。
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キツネノヨメイリ 1979年 岐阜県 狐の嫁入りは、天気がよくて夕立のあった晩に出る。特に虹が出てきれいな日の夜に出る。虹が出た日、夜中便所に行ったら、白足袋を履いて島田を結った娘が、後先に提灯を持った人を従えて山を登っていくのが見えた。
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ヨウカイ 1990年 山形県 昔から夜になると外出はしなかった。闇の中に妖怪がいて、病気を植え付けるからである。
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キツネ,ヒ 1968年 福井県 キツネが頭に3枚のフキの葉を乗せて尾を振ると、尾から火が出る。その火が提灯行列のように見えるという。
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(エビス) 1984年 新潟県 2月20日を春エビス、11月20日を秋エビスという。春には1日早く19日の夕飯を食べて稼ぎに出かけ、秋の11月20日に帰ってくる。
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キツネビ 1989年 群馬県 狐火は夜見える。それは狐の尾から出る火という。
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ニジノネ,オウゴン 1937年 秋田県 虹の根を掘ると黄金が埋まっている。
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