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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1929年 群馬県
胃腸病の平癒を祈願していた少し気の変な男は、参詣の途中で眠くなり、幾日が後、天狗に声を掛けられるまで夢の中にいた。天狗は彼に白い水の調合法を教えた。現実に戻った彼はその通り調合した薬を飲んで快癒した。

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テング
1932年 香川県
宝永の頃、讃州高松の隣村中の村で、三吉という男が天狗に使われていた。三吉が病を患い長くはないので天狗に暇乞いをすると、天狗が3年寿命を延ばす秘薬の調合を教えた。その薬を服用すると、八日目に臍から蝶が飛んで出た。病が全治したので、天狗の為に社を建て、高戸の神と祀った。三吉の娘のお菊は、その薬で多くの人を助け、神職に秘術を伝えたという。
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テング
1928年 愛知県
娘の産後の肥立ちをよくする薬を買いにいった帰り、峠で顔の赤い、鼻の高い人たちに出会った。彼らは家まで送ってくれ、薬の調合を教えてくれた。家へ戻ったときは見えない者にしきりにおじぎをしていたという。
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カッパ
1927年 長野県
河童から小石をもらい、それを削って調合する口中薬を売り出す家があった。
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アラクマノオオカミ,オツゲ
2002年 愛知県
染色を商いとする大西という者が藍色の調合が思うようにいかず苦しんで、一心に荒熊大神にお告げを乞うたところ、大神から調合の仕方のお告げを受けた。その教えに従い調合すると色鮮やかな藍染の絞りの浴衣が出来上がった。その後藍染の名が一躍高まった。
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ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、とても喉が渇いて現実にも存在する田んぼの近くの水を飲みに行ったが、家の者がしきりに呼ぶ声がしたので水を飲まずに戻って蘇生した。
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カッパ
1967年 長野県
川で馬を洗っていると、下から河童が引き込もうとした。しかし馬の手綱に絡まった河童は陸に上がった。人々が手打ちにしようとすると命乞いをする。代わりに薬の調合を教えてもらう。その薬は評判となり後々まで財をもたらした。
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キツネ
1974年 愛知県
尾張大納言が津島で鷹狩りをしていた時、薬の調合のため狐の生肝を所望した。そこで餌指の市兵衛が狐を捕まえ、残りの肉と皮までもらいうけた。すると清洲にいた彼の妻にその狐が憑き、恨みを晴らそうとしたという。それを聞いた大納言は、狐は霊獣なので道理が通じると考え、家臣の真島権左衛門を派遣し、今回のことは薬を調合するためであり、同じ死すべき命を人間の薬のために使ったのだから喜ばしい事ではないかと狐を諭した。すると狐は我らのような畜類に、大君の厳命を頂けるのはありがたいと言って憑くのをやめたという。
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センキノゼンカイスルマツ
1938年 鳥取県
疝気にかかって胃腸の具合のよくない人が参詣すると、全快するという。
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カッパ
1957年 新潟県
男児をとろうとする手があったので、それを切ると、毛深いものであった。翌日腕を取り返しに来た河童が謝ってきたので、返してやる代わりに妙薬アイスの調合法を教えた。
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チセン
1980年 群馬県
上州伊香保にある温泉に1人の樵がいたが、周りの住人は彼の年齢を知らなかった。その地の古老が言うには、彼は源義経の旗指で、奥州合戦の時に義経とともに蝦夷の地に逃げた。義経は彼の忠勤を称えて、常陸坊海尊の伝えていた灸の技術を彼に伝え、彼はそれによって地仙となり長寿を得たという。
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テング
1980年
山の奥にある神社や寺院は、天狗が守護しているので、斎戒していない不浄の人間が参詣すると、必ず天狗に捕らえられ、五体を裂かれて木の枝に掛けられてしまうという。
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テング
1985年 愛媛県
天狗座敷、天狗松、天狗宮があり、天狗が出るといわれる。
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カッパ
1964年 岡山県
昔神谷二学という男がいた。山仕事に行く途中、千代雫山のふもとで怪我をした河童に出会い、薬で手当てをした。暫くたって、彼の子供が足を脱臼して困っていると、先日の河童が現れ、接骨法を教えてくれた。
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コウボウダイシ
1980年
ある酒好きの男が去年から酒を飲まなかったものの、ついに手足が不自由となった。多くの医者に診せても治らなかった。ある日駕籠に乗っていたとき、いやしき僧に出会う。その僧に事情を話すと、僧は男に薬と飲み方を教えた。その薬を数日飲んでいると平癒した。男は日頃弘法大師を信じていたので、示現したのかと思った。
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(キジン)
1980年 京都府
天正の頃、京都に吉田橘井という腕のいい医者がいたが、彼は強欲で貧乏人は診療しなかったので、鬼神が婦人となって現れて諫めた。しかし彼は聴かなかったので、鬼神が術を用いて彼を苦しめて命が絶える間際に、平等に診療しないことを責めた。すると彼は今後はしないと誓ったという。
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カッパ,ベンジョ,クスリ
1953年 鳥取県
ある藩士の家の便所で尻をなでる怪物があり、武芸の達人が腕を切り取った。保管者が夢で見たことに従って、人間の婆の姿をした河童の元へ持ってゆくと、薬を並べて調合を教え、自分の腕を付けた。
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カッパ
1957年 新潟県
婦人が寝ていると冷たい手で触ってくるものがあったので、その手を切ると河童の手であった。手を返してもらいに来た河童は、腕と交換に妙薬の調合法を教えた。
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カッパ
1958年 福井県
夜叉池には大蛇が住んでいる。接骨医が接骨に使用する漢方薬の調合を池の蛇に教えてもらったという。また、カッパに教えてもらったともいう。
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テング
1970年 岡山県
天狗松には天狗が住んでいて、人々は病気平癒や金銭などの願をかけ、天狗松に札をかけていった。
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キツネ
1974年 京都府
孝菴維則という名医がある夜床につくと、フグの真子食って腹が痛いと呼ぶ声がするので、見ると狐であった。薬を調合して与えると静かになった。翌朝門前にまぐさが山と積まれていた。
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テング
1984年 山梨県
天狗松の主は天狗だった。
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