カミカクシ 1975年 高知県 昭和25年、若い母親が5歳の長女と3歳の長男を連れて山畑で働いていた。午後七時ごろ、長男が帰りたがるので姉と一緒に帰したが、それきり長男のゆくえがわからなくなった。部落の男たちが捜し歩いたが何のてがかりもなかった。
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シリョウ 1975年 高知県 ある人が亡くなった際、財産の分配を遺言通りにしなかったところ、亡くなった人が長男の嫁に憑いた。遺言に従うと荒れはおさまった。
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コウシントウ,ヤマブシ 1976年 新潟県 孫右衛門の長男が庚申塔の前で孫に放尿させた。すると長男は病気にとりつかれ、口が曲がってしまった。孫右衛門は山伏のお告げに従い、庚申塔を供養して不敬を謝ったところ、長男は元気になった。
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ヘビ,ウロコ 1992年 富山県 助けられた蛇は恩返しの為に、その男の妻となって子供を産んだ。その子孫は長男だけではあるが、脇腹に鱗が3枚ずつ生えている。そしてその痕跡は残っている。
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ハナノキ 1932年 愛知県 神社の境内にある木を切ったところ、関係者の身に次々と不幸が襲った。
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ジジンサマ 1976年 大分県 地神様は、元々山上にあったものを池に移し、それを更に戸高家に移した。この地神様を移すと死者が出たり、大病にかかったりするという。
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ネコ 1939年 京都府 八幡神社境内には犬より大きな老猫がいて、通行人を脅した。
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ヤマガミノホコラ,オオカミ 1937年 福島県 山神の祠を造り替えて狼の害より逃れた。
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タタリ 1996年 神奈川県 道路をつくる石が欲しくて塚の石を割ると、そこの家の長男が亡くなったりとよくないことがあるらしい。塚の祟りだとかで、みんなが怖がって供養していた。
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ハナ,ユキヨシジンジャ 1932年 愛知県 ある少女が、神社の境内に落ちている美しい花を拾った。驚いた祖父がすぐに元に戻したが、その少女の母親が亡くなった。
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(ナナフシギ),カエル 1956年 宮城県 蛙が境内で鳴かない。
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キツネ 1990年 大阪府 神社で小便をした男が狐に祟られて死んだ。
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ヒノタマ 1996年 石川県 人が亡くなったとき、川に火の玉が出た。
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ヒトダマ 1985年 山梨県 Aさんのおじいさんが亡くなる直前に、ヒトダマが出たといって騒いだら、すぐに亡くなった。
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ロクブ 1959年 山梨県 非常に貧乏な家に六部が便所を借りにやってきた。六部が便所の入り口に掛けておいた弁天様をこの家の老婆が盗って返さなかった。六部は怒ってこの家の長男は生かさないといって去った。その後裕福になったが長男は早死にするようになった。
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ヒバシラ 1991年 山形県 神社の境内に突然火柱が上がることがある。ゆっくりとそのまま移動するが、火の倒れた方角に火事が起きる、と言われている。
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カミナリノコ 1970年 山形県 ある夏の真昼、大雷がとどろき、にわか雨が降ると、雷の子が雲から足を滑らし、黒滝の向川寺の庭に落ちた。大徹和尚はこれを捕まえ、毎日境内の草むしりをさせた。飽きた雷の子は、天に帰してくれと願った。和尚は、境内に草が生えないようにすると約束させ、約束のしるしに太鼓のばちを取り上げて帰してやった。以後、境内には草が生えなくなったという。
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ヒノタマ 2001年 新潟県 皇子が御神木の松が欲しくて、火の玉になって通った。お墓に植え替えたら火の玉が出なくなった。
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ネコ,カシャ,マクラガエシ 1982年 群馬県 化けたネコは人が泊まったとき、枕返しをする。東向きに寝ていたのを西向きに替えたりする。
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ヒノミヤ 1949年 石川県 火の宮を、以前は人里離れた場所に祀っていた。百年ほど前、田歌の声が聞きたいからハジカミというところに移してくれというお告げがあった。そして、苗代の多い、現在の場所へ移した。
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スサノオノミコト,ヘビノカタチヲシタイシ 1977年 神奈川県 牛鞍神社の祭神は素盞嗚尊であるが、この神社のご神体である蛇の形をした石は、以前、別の寺に移そうとして運んだところ、その途中で重くなったり軽くなったりしたという。また、この神は神楽が嫌いで、大正の初めにそれをしたところ、悪疫が流行したという。
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