タヌキ,キツネ 1934年 岐阜県 狐は徐氏に化け狸は僧に化けるという、全く逆の地方もある。
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オニ 2004年 『医説』巻2による。鬼が徐秋夫に治療してくれるよう訴える。鬼には形がないので,徐は人形を作り,その人形を鬼の身体に見立てて鍼治療した。
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ボウコ 1966年 山形県 姉の糠福は死んだ先妻の娘で、妹の米福は後妻の娘であった。二人が栗拾いに行く際、米福が楽できるよう、後妻は糠福に穴の開いた袋を持たせた。穴のことを知らない糠福は、栗が集まらないことを気にかけ、途中から一人山奥へ入った。野宿して夜を過ごしていると、実母のぼうこ(幽霊)が現れて事情を説明し、家に帰るよう諭した。
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ジョフク 1978年 山梨県 徐福たちの魂が3羽の鶴になって留まっているといわれる大原で、元禄11年3月29日、1羽の鶴が死んだので、役人が検分に来てその羽と肉を江戸へ献上し、骨を福源寺に葬った。寛政6年3月に2羽の鶴が自分で羽を抜いて落ちてきたが、その場所はわからなかった。
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エビスダイコク,(ゾクシン) 1915年 高知県 夷大黒の供物を人にあげると、家の福を取られてしまうといわれている。
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オフクダイジャ 1983年 新潟県 お福という主がいたので、福島潟という名が付いた。
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オトバヅカ 1959年 愛知県 宝飯郡長沢村にはオトバ塚という塚が2ヶ所にあり、塚を崩した者は発狂したり疫病にかかったと伝えられる。
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アラガミサマ,アライサキノカミサマ 1982年 京都府 新井崎神社は秦の徐福を祭る。新井崎の神様が来る前の氏神は荒神様だった。荒神様の御神体は長物で、杉の大木に絡まっているところを新井崎の神様に見つかり、藤の木に変えられてしまったという伝説がある。
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ヒノタマ 1991年 愛知県 大井小学校の裏山を登ったところに雑木林があり、そこに五輪塔がある。昔からここには火の玉が出ると言い伝えられていて、何人も恐れて発掘を試みる者はいなかったという。
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トリ,イヌイ,フク 1953年 香川県 大晦日の晩に戌亥の隅で鳥が鳴くので、爺と婆は非常に不審がった。爺は面白い人であったので、「戌亥のすみで鳴く鳥は福つくか福つくか」というと、福がついて村一番の金持になった。このあとに隣の爺の真似そこないの話がついている。
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カメ 1958年 神奈川県 城山の座主の墓と伝えられている塚から発掘された甕を売ったら、四肢が利かなくなった。
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オフクダイジャ 1983年 新潟県 お福という名の大蛇が福島潟にいた。その後上方へ行ったとも言われているが、不明。
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ジゴクヅカ 1982年 群馬県 地獄塚は昔の戦死者を葬った塚で、掘ると火の雨が降るという。
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セッカン 1976年 京都府 寛政のはじめ、清水外六坊の修理をしようと前の道を掘ったところ、石棺のようなものが発掘された。すると、それを掘り出した者をはじめ、掘ることを計画した人も暴病に罹り死んでいった。『源平盛衰記』にある怪獣一竹を埋めた塚がこの辺りであるから、きっとこれであるだろうと、石棺に土を盛り上げ小さな社を造った。平清盛が命に従い捕らえた南殿の鵺を埋めた塚ではないだろうか。
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タカラヅカ,ヨメナキヅカ,キンケイ 1934年 兵庫県 宝塚古墳とは黄金の鶏を埋めた故にこの名がついたとされ、松尾村が滅びる恐れのある場合は発掘して金鶏を取り出すべしと伝えられる。また、嫁泣き塚ともいい、金鶏が度々鳴いて、村に大事あると吉凶を伝える。ある者が発掘して金鶏を捕らえようとすると、金鶏は塚を出て飛び去った。
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ヨバイジゾウ 2001年 埼玉県 多福寺の地蔵は毎夜強盗や追い剥ぎを働き、女を犯したので、地中に埋められた。
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シチニンミサキ,シチニンヅカ 1928年 愛知県 天龍渓を中心にした村には七人塚もしくは七人みさきとよばれる塚が多くある。「みさき」とはこの地方の伝承を根拠にすると、亡霊というべきものである。落武者7人を葬った、旅の法印7人を殺した跡であるとか言われている。ここでは、7人の狩人が犬を連れて山へ入り、そのまま帰らなかったことから、塚を築いてみさきを祀ったのだという。
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ハンニャヅカ 1985年 茨城県 般若経をこの塚に埋めたとされていて、たとえ木一本でも切ったものは祟りがあると伝えられ、篠で覆れ荒れていた。竜ヶ崎ニュータウンで開発されて消滅した。発掘を担当した者が怪我をする事故が起きた。
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ショウガツノカミサマ,フクツエ 2000年 徳島県 正月15日の小正月は、白粥を炊き、柳の新芽のきれいな枝で作った福杖を添えて正月の棚に供える。正月の神様はこの杖をついて帰るという。神送りのときは、一家の主人が福杖の先に粥をつけて正月の棚や大黒柱・トノグチ・窓口を叩く。最後は庭に福杖を突き刺して粥を流す。
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ビジョヅカ 1981年 山形県 小笠原長時の妾が、従者を通じて長時を殺して出奔したが、米沢にて死亡し埋められた。それを美女塚という。またはキリシタンの美女を葬った墓という。小野小町が病死したので葬ったところ、などの説もある。
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ヘイケノツカ,ヒカリ 1916年 福井県 昔、逃げてきた平家の侍の墓といわれる平家の塚がある。50年ほど前、村民の1人が雨の降る夜にこの塚から光が発しているのを見つけ、掘り出したら一振りの刀が出てきたという。
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