ツバ,メ(ゾクシン) 1939年 和歌山県 燕がいつもいて巣をつくりに来ない時は不幸がある。巣を作るほど良いことはない。
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アリ 1975年 盛夏に薬種を干していると、蟻が夥しく集まって困った。そこで蟻の巣に煮え湯をそそいで皆殺しにしようとしたが、復斉に止められたので、蟻の巣の前に、3日以内に立ち去らなければ巣穴に湯をそそぐとへぎ板に書き付けて置いたら、3日目に蟻は来なくなった。
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ヘビ,アオダイジャ 1982年 島根県 ある家の嫁さんが膝が痛くなり、なかなか治らないので物知りに見てもらった。すると蛇の祟りだとわかった。嫁は、燕の雛をとる青大将を捕まえて、風呂の下に投げ込んで焼き殺していたのである。
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ツバメ,タタリ,ヒ,(ゾクシン) 1915年 滋賀県 燕を捕まえると火の祟りがあるという。
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アリ,イセマイリ,フネ,(ゾクシン) 1915年 岐阜県 蟻を殺すと、伊勢詣のとき船が転覆するという。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 青大将が出ると天気がよくない。
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アオダイショウ,ヘビ,ナマズ 1915年 愛知県 青大将をナマズともいう。病人がしばらく同じ場所で床に就いていると、青大将に血を吸われるという。
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(アリアナ) 1980年 蟻が穴をふさげば雨が降るという。
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セグロセキレイ 1959年 岐阜県 ある人がセグロセキレイの巣を取って雛を土中に埋めたが、巣の跡を飛び回って悲しむ親鳥の姿に仕事が手につかず、ついに家をつぶしてしまったという。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 蟻が何万というほど群がっていると大水が出る。
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ツバメ 1977年 医者が鉄の鍼を紛失した。あくる年のはじめ、大きな蛇が死んでいた。毎年、家に巣を作っている燕が、蛇に卵を盗られていたので、鍼を巣に隠しておいて、それで蛇をたおしたのであった。
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スズメ,ツバメ 1913年 和歌山県 昔、燕と雀の姉妹の所に親が臨終だとの知らせが来た。燕は着替えて盛粧をして行ったので、親の死に目に逢えず、雀はお歯黒をつけたまま飛んで行ったので、親の死に目に逢うことができた。それで雀は美しくないが米粒を食べ、燕は美しいが土を食べるようになった。
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ツバメノクソ 1983年 燕の屎は、稲が生えずに縮むという際にとても良く効く薬で、傷んだ稲の所に笹を立て、そこに燕が止まり屎をすると忽ち生えてくるという。
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イノノタニノヘンベ,ヘビ 1936年 岐阜県 毎年来る燕に土産を持って来るよう家人が声を掛けた。すると燕は白い種を持ってきた。畑に播くと南瓜ができたが、中から蛇が出てきた。割る時に片目を潰した蛇は姿を消した。今でも蛇が現れる事がある。また大きい南瓜はその地では喜ばれない。
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(ゾクシン) 1977年 秋田県 ツバメの巣をとると火事になるという。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 猫が草を食べると雨。馬がいななくのは晴れ。川魚が良く釣れるとやがて雨が降る。燕が低く飛ぶと雨。朝、鳶が舞うのは雨。宵のうちにふくろうが鳴くと雨。うなった畑にくものアジ(巣)が一面にかかっていると晴れが続く。蟻が卵を忙しく運ぶと雨。夜に蝿が出ると雨。ぶよが群れていると雨。
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ジャ 1968年 奈良県 大きなアオダイショウを4人かかってやっと殺した。翌日行ってみたら、同じ所に同じくらいの蛇がいて、叩き殺して埋めた。
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ゼンチョウ 1981年 山形県 ツバメが巣を作るとその年は火事にならないという。
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クモ,(ゾクシン) 1942年 富山県 室に蜘蛛が巣をかけると病気になる。
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ツバメ 1959年 千葉県 千葉では、ツバメの雛を取ると目がつぶれるとか病にかかると言い、ヒバリについても、その巣を取ると火事になるなどと言っている。
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ツバメ(ゾクシン) 1990年 岐阜県 ツバメが巣から落ちると死者が出る。
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