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検索対象事例

クダギツネ
1931年 長野県
子供の頃(明治36、7年頃)「丈おっしゃんの家にはくだ狐がいる。くだ狐は小さい狐で、指の爪の間からでも体の中に入って肉をみんな食ってしまう」と聞いて、夕方その家のそばを通るときは指の爪を握って隠し、親指は両脇に押し付けて通り過ぎた。

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クダ,クダギツネ
2002年 長野県
くだ、又はくだ狐と呼ばれる動物は、大きな鼠の様だとか、小さな狐の様だといわれ、くだを飼って金持ちになったと言う家がある。
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クダギツネ
1931年 長野県
くだ狐にとりつかれている人は腋の下を見ればわかるという。また、くだ狐は三年もとりついていて、その家の味噌は底から減る。くだ狐のいる家は物持ちになるがしまいにくだ狐がうんと増えるので身上を食いつぶされてしまう。
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(ゾクシン),キツネ
1933年 神奈川県
夜に爪を切ると狐が入る、という。
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クダ
2002年 長野県
くだは温かいご飯の入ったオヒツの縁をしゃもじで叩くと集まって来て、それを飼うと金持ちになり、養蚕をするとくだが繭を運んできて財産家になれる。くだが増えて行くうちは良いが、増えすぎると共食いをし、その家は貧乏になったり病人がでたりする。その時は、祈祷師を頼んでくだ封じの祈祷をしてもらう。
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ヘビ
2005年 島根県
子供が「蛇だ」と言って指を指すと指が腐る。
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タヌキ
1920年 徳島県
爪を長くのばすと爪の間に狸が宿る。
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コンパク
1977年
左右の手の親指の爪の付け根から魂魄は出入りする。だから恐ろしい眼にあったら親指を握って隠す。
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クダキツネ
1975年 岐阜県
いいな使いが加納藩の侍たちの前でくだ狐という目に見えない小さな狐を使った。
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クダキツネ
1933年 長野県
クダ狐は人間の爪の間から体に入るという。クダ狐に憑かれた人はだんだん痩せ弱り、最後には狐のような顔つきになる。
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(ゾクシン),キツネ
1935年 山口県
狐が人に憑く。狐に憑かれて手足の指を食われ、死んだ人がいる。狐を祠に祀って治めようとしたが、間に合わなかった。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
毛虫に指を指されると指が腐るといわれる。指を年の数だけ叩くとよい。
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キツネ
1932年 兵庫県
爪の間から入って臓物を食い荒らす。狐つきで死んだ人はこの為に腹がとても小さくなる。
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キツネモチ,ヒトギツネ
1922年 島根県
狐持の狐は家の下に住んでいるともいうし、屋根裏に住んでいるともいう。狐持は自分の意に満たないことがあると狐の魔力を借りて他人を害する。食い殺させることもある。人狐は普通の狐よりも小さい。その狐が他人の体に入って病気にさせる。死に至ると病人の腹部か背を食い破って出るので、死人の体には黒くなってどこかに穴があいている。
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タヌキ
1958年 徳島県
爪を多く伸ばすと、その中に狸が入る。
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キツネ,クダギツネ,クダンギツネ
1915年 愛知県
狐にはクダ狐またはクダン狐という狐がいる。形が小さく、鼬のようである。
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キツネ
1938年 長野県
狐が体の中に入ったとき、口の所へ油揚げを持っていくと、狐が舌を出してそれを舐める。また、狐が寝ているとき、石を投げて起こすと狐に憑かれる。
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(ゾクシン),ユビ
1998年 静岡県
葬式の家の前を通るときに親指を隠さないと、自分の家の人や親戚が死ぬ。
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ツメ,キツネ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
爪を伸ばしておくとその間に狐が住むという。
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クダギツネ
1931年 長野県
不幸せなことが続いた家の夫婦が日蓮宗の佐久の行者にお経をあげてもらうと、夢に仏が立ち、それ以降夫婦は狂人のようになってしまった。御嶽行者に頼むと、夫婦に五十あまりのくだ狐がついていた。疑われた佐久の行者が再び呼ばれ、残っていた妻のくだ狐をとった。
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クツナ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
蛇に指差しをすると指が腐るので、唱えごとをする。
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ツメ,キツネ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
爪を伸ばしておくとその間に狐が棲むといわれている。
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