国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ビジン,コイ
1938年 滋賀県
大鯉を釣ろうとした男であったが、どうした訳か、妖艶な美女が釣れた。その美女に微笑まれ、驚愕のうちに帰宅した男は、数日間床に伏したままで何もすることができなかった。

類似事例(機械学習検索)

サカナ,ゴフ,コウボウタイシ
1990年 長野県
ある男が横川で魚を釣っていると、坊さんがやってきて「沢山釣れているね」と声をかけた。男は魚をくれと言われると思って「さっぱりだ」と答えた。すると坊さんは護符をくれて、釣り場に流しておくと魚が釣れるようになると言った。その通りにすると、この川では全く魚が釣れなくなった。坊さんは弘法大師で、嘘を見破って男をこらしめたのだという。
類似事例

タキノヌシ
1934年 静岡県
昔、樵が雑木を伐っていた。その中の一人が滝壷に落ちた鉈を拾いに滝壷に飛び込んだ。水そこには美女がいて、ニッコリ微笑んだ。女は瀧の主で、自分がここにいることを口外してはならないと言って男を帰した。数年後、酒によってこのことを話してしまった男は、その瞬間に死んでしまったという。
類似事例

(サンニンノビジョ)
1973年 富山県
長棟鉱山が盛りの頃、祝宴の場に三人の美女が現れた。鉱夫の一人が美女の手を掴もうとすると、たちまち美女は姿を消し、同時に鉱脈も絶えた。三人の美女はミズバショウ、ヤナギラン、クガイソウの精であったという。
類似事例

ウメノセイ
1983年 長野県
信濃梅を見にきた文治が、その早梅の美しさに見とれていると、美女が来て短歌を交した。美女に誘われて歓待を受け、眠ってしまった。起きると美女は居なくなっていた。この美女は早梅の精であったのだ。
類似事例

フチノヌシ,ウナギ
1981年 和歌山県
鍋淵である男がタライに何回りもある大鰻を釣った。気味悪がって吊った男だけが食べたが、口がしびれて腹痛がするので祈祷師に見てもらうと、その鰻がつがいの鰻も釣ってくれと言っているというので、もう一匹も釣って食った。その男は数日して死んだ。淵の主の祟りだろう。
類似事例

ビナンヅカ,ビジョヅカ
1981年 山形県
美女塚と美女塚の間に家がたつと、仲を裂くということで、その家は栄えない、または滅びるなどという。
類似事例

ビジョ
1992年 宮崎県
穴谷の鍾乳洞には昔一人の美女が住んでいた。美女は頼めば膳椀を貸してくれり蜜柑や柿をくれたりしたが、決して顔を見せようとせず、話すときは後ろを向いていた。里の青年が無理やり顔を見ようとつかみかかったら、美女は洞窟の奥に姿を消し、再び現れることは無かった。
類似事例

シロヘビ,コイ
1979年 茨城県
病床の父に親孝行しようと鯉をあげようと漁をしてやっと一匹だけ釣れたが、欲を出して何度も投げ網をしてしまった。すると大きな鯉はみるみるうちに巨大な白蛇になった。逃げ帰ったが臥せってしまい、自分が看病される身となった。沼の主の白蛇が臍を曲げたのだろう。
類似事例

ハゼコイ
1960年 三重県
大きな鯉が釣れた。ところが鯉には足があり、陸の上をのっそりと歩いた。この鯉ははぜ鯉と言い、山椒魚のことである。はぜ鯉を取った途端、村から水が少なくなった。そこではぜ鯉は神社の守り神で祟りではないかということになり、はぜ鯉を川に放した。そのため、毎年山椒魚が、お礼のために鯉に化けて来るという。
類似事例

ゴエモンイシ
1930年 岩手県
ある夜、深夜にもかかわらず一人の美女が男の行く手を遮った。怪しいと思った男が刀で斬りつけると、女の姿は消えてしまった。後日、当所にあった巨石が2つに割れていたので、美女はこの石が化けたのだということになった。この石は五右衛門石と呼ばれる。
類似事例

カワンヒト
1960年 大分県
カワンヒトは化けることもあるらしい。ある男が山で草刈をしていると目前に美女が立っている。抱こうとするとぬるっと抜けてしまう。それを繰り返しているうちに水溜りに出、娘の姿は見えなくなった。その後、男は1週間ほど寝込んだ。
類似事例

テング
1937年 福井県
ある男が薪を拾いに行ったまま数日間帰らないことがあり、家族が帰してもらいに行くと戻ってきた。天狗に好かれたこの男は年に数回このようなことがあり、毎回帰ってくると、行ってきた土地の話を詳細に話してくれた。
類似事例

キツネ
1959年 神奈川県
向原の人が尻無沢の化地蔵の前で、落ち葉を頭にのせ美女に化けた狐に出会った男がその美女を殴り倒したところ原因不明の病気になった。百万遍念仏を催して平癒祈願をした。
類似事例

ヘビ
1991年 石川県
うら盆に皆月に行った帰り、妖艶な美女がいたので若い者があとをつけたら、雪駄を打ち鳴らして蛇池に入った。池の神は蛇。近年池を埋めて田にできたのは、池の神の蛇が死んだからかもしれない。
類似事例

コイ
1957年 愛知県
玉金の池の主は鯉。ある男が鉄砲で撃ち殺して食ったら中風になった。鯉がいると教えた男は口が曲がった。それ以来この池では魚を捕らず、6月に生き鯉を白山神社で祀って放す。日照りのとき、池を掃除すると雨が降るという。
類似事例

ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
類似事例

ビジョヅカ
1981年 山形県
小笠原長時の妾が、従者を通じて長時を殺して出奔したが、米沢にて死亡し埋められた。それを美女塚という。またはキリシタンの美女を葬った墓という。小野小町が病死したので葬ったところ、などの説もある。
類似事例

オオドロドジョウ
1939年 新潟県
情深い男が、川で大泥鰌を釣って驚いてすぐに墓を立てたが、その夜に美しい娘が現れ、今日は成仏ができてうれしかったと礼を言った。この男は長生きしたと言う。
類似事例

コイ
1940年 栃木県
高椅神社の氏子は、鯉を祭神の乗り馬であるとして鯉を食べないし、養殖もしない。河川で鯉を捕ると、すぐに放流して神に謝罪する。また、端午の節句に鯉のぼりを飾らず、鯉の絵が描かれた器具は使用しない。この禁を犯すと、病気になったりという異変が必ず家に降りかかるといわれている。
類似事例

シロギツネ
1940年 滋賀県
ある男が意図的に白狐を困らせたことがあった。すると、その男に白狐が憑き、男は変死してしまった。
類似事例

オタツイワ,ヒトダマ
1938年 京都府
昔、お辰という美女が殺され、その上に大きな岩を乗せられた。当時は人魂が出ると大騒ぎされた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内