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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カタメノフナ
1954年 新潟県
中頸城郡青柳村の杢太が池の伝説では、片目の武士であった杢太が身を投げた杢太が池に住む鮒は今日でも悉く片目であると言う。

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リュウジン,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
大正4年5月17日、善導寺が焼失した。その1ヶ月か半月前、当時この地へ来た芝居の一団が青柳杢太の伝説を脚色し、市内の人に青柳の杢太にちなんで道具を借りて上演した。その祟りで、善導寺が火元となり、芝居に道具を貸した人たちの所も延焼した。火事跡は蛇がうねったように燃えていたという。
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リュウ,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
善導寺に天正年間に留錫していた幡随意院上人が済度した。それが青柳の杢太という名の青柳の池の男龍だという。
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ヘビ
1928年 新潟県
伝道寺の井戸は食膳を整えて出してくれたが、あるとき、器を返さなかったので以後出してくれることが無くなった。井戸は杢太が蛇体となって入った青柳が池とつながっているという。池の主は女に化けて時々聴聞に来る。
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イケタガミサン
1989年 山梨県
池太神さんはずっとこの奥の川の淵の中で生まれてきた人だという。本村の人がその川の淵を越そうとしたら光っていたので、池太神さんを拾い上げてきた。池太神さんは、その人の夢枕に立って、順に順に山を上げて七面山に連れてきた。
類似事例

リュウ,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
旧幕時代、3月14日を中心に1週間、善導大師の法要が行われた。その期間中に青柳杢太という竜神がお参りする。その証拠は、畳が水で濡れているという。法要中は必ずほんの少しでも雨が降る。
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カタメノフナ
1954年 新潟県
先祖に片目を射抜いた人がいる家の池には、片目の鮒がいるという。実際に見てみると、その池に住む魚は鯉が多く、あとは鮒であった。鮒は出目金のように出ているものもあり、目に異常のあるものが多かった。
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〔メアライイケ〕
1940年 三重県
鎌倉権五郎景政が矢で傷ついた片目を洗ったという眼洗池があり、ここに住む鮒は片目だったといわれている。
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マキモノ
2003年 福島県
田邊杢之進の系譜を継ぐ番匠が、杢之進が所蔵していた巻物を書写するためにこれを借りてきた。書写した巻物と杢之進の巻物を持ってある家の上棟式にいったところ、祝詞の最中に書写した巻物に灯明の火が移り、家は全焼してしまった。しかし、杢之進の巻物は近くの田んぼに刺さっており、一部が焦げただけだったという。
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カタメノサカナ
1931年 東京都
医王寺の御堂の前にある池に魚を放すと必ず片目になると言われている。下流の小川にも稀に片目の魚がいて、御薬師様の鮒だということで、食べずに池に持っていき、ここに放したという。
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リュウ,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
天正16年、徳川幕府の命を受け幡随意院上人が九州の切支丹退治をなす諸国行脚のついでに善導寺にたちより、百日説法をした。そのとき青柳の竜神が御殿女中の姿で参詣していた。満願の日、竜神が上人に「妻は上州館林のつつじが池に住んでいて、あなたの済度を受け得脱した。自分も済度してもらいたい」と願って言う。そこで上人は済度してやった。この龍を町の人は「青柳の杢太」と呼んだ。
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キンノタマ,ユメマクラニタツ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという狩人が、池太神さんの池の中に金の玉を見つけた。「魔物だったっらそのままでいてくれ、神だったらこの弓のとこに乗ってきてくれ」と拝んだら、その玉が乗ってきた。うちへ置いたが、屋鳴りがした。金の玉はこの家で休むものではないということで、夢枕で七面山に私の住むところがあるといった。そこでその御神体を持っていっておあげした。それが池太神さんの起源である。
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カタメノフナ
1954年 新潟県
片目の鮒がいる。家の溜池にはたくさんいる。先祖は滝壷に銃を打ち込んで大蛇の片目を潰した祟りを受けて死亡したという。それ以来、七ッ釜の魚はすべて片目だといわれる。
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チゴ,フクノカミ
2001年 京都府
人一倍慈悲の深い小籐太という男がいた。あるとき小籐太は荷運びをして10銭を得る。茶屋に立ち寄ると疲れた稚児に出会い、10銭を与える。稚児は喜び、都へ帰ると小籐太の元へ行くことを約す。稚児は元は丹波にいたが、家の主が極貧なために逃げてきた、小籐太の家には恐ろしいものが住み着いていたので入れなかったが、これからは貴富にしようと約束する。帰宅して袋を開けると10銭は元に戻っていて、小籐太はこれは福の神に違いないと喜ぶ。
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ヤマネコ
1935年 新潟県
毘沙門堂の大祭、押合祭の発祥として以下の話が伝えられる。睦月の始め頃、按摩の杢市が歩いていると毘沙門道に招かれ、坊主の珍念を揉んだが、どうも骨格が人間のものではない。杢市が恐怖を感じていると、悟られたと知った珍念は見る見るうちに口が裂け、牙を鳴らし大山猫となった。山猫は『口外すると取り喰う』と言い残し姿を消した。逃げ出した杢市は口止めされたことも忘れ行き交う人に一部始終を話すと町内に触れが回され、山狩りが行われることになった。山猫はなかなか見つからなかったが、遂に毘沙門堂で大勢に取り囲まれ、勢子の押合う中踏みにじられて最期を遂げた。一同祝杯を挙げ労をねぎらったという。
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タタリ
1971年 静岡県
不良の源太が、悪さが高じて村人に殺され、村人はそれを喜んだ。村人が病気になり、源太の祟りだとわかる。地蔵様をまつったら病が治った。
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タヌキ
1938年 福島県
片目の大きな狸が捕らえられた。その附近では化かされる者が多かったが、それ以来なくなったので、多分その狸の仕業であったのだろうということになった。たとえば、上州からの旅人が、橋で片目の老人に「家に泊まっていけ」と話しかけられたが、村に片目の老人はいない。片目の狸が化けたのだろう。
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カタメノサカナ
1954年 新潟県
片目の魚の中で最も多いのは鮒であるが、このような伝説は全国に多々ある。新潟県長岡市では、片目の魚の話が多く収録された本があるが、場所はすでに埋め立てられてなくなっているが、伝説だけが残っているものもある。
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カタメノフナ
1948年 新潟県
八幡宮の神体が鎌倉景政の念持仏だったところであり、その境内の池には片目の鮒が今でも住んでいるという。
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キツネ
1963年 宮城県
狐をぶつときは片目をつぶって追いかける。片目なら馬鹿にされない。
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カタメノサカナ
1954年 新潟県
古志郡上組村の一玉神社に池があり、この池の魚は悉く片目だと言う言い伝えがある。
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モクベエダヌキ
1919年 京都府
電車がないころ、熊野神社のある森のなかに椋の大木があり、そこに杢兵衛という狸がいて、これに油揚などをそなえて歯痛を祈ったという。
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