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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ
1978年 愛媛県
杉乃瀬という所に金衛門という人が住んでいた。龍天寺に参詣した際に弁天様の宮祠があり、妻をもらえるように一心に拝んでいると、突然美女が現れた。妻に来てくれるよう思いを伝えたが、消えてしまった。夜になると大蛇が現れ、美女に変身した。妻になりに来たということだが、金衛門が断るとそれでは蛇王大権現として祭れと言った。

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(ユウレイ)
1980年
ある人の妻が死んだ翌日の夜、枕辺の障子が開いて、亡き妻が入ってきた。夫は恐ろしく思ったが、妻は着物が欲しいといったので、不憫に思って与えた。こういった事が毎夜続いたので夫はやせ衰えた。それを友人が見て、妻の居所を暴こうと追跡すると、実は妻に仕えていた女だったという。
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リュウ
1967年 茨城県
龍が美女となって夜に出てきた。若侍が笛を持って現れ、2人は語り合っていた。翌日この若侍は水面に死体となっていた。里人はこれを葬ってやり、1体の祠を建てた。これが弁天様となっている。
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ハクオウサマ
1991年 愛媛県
白王様の大岩の近くに金が埋まっていると信じて掘った人があったが、金は出ず、妻が病になった。
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ネコ
1931年 福島県
穴沢善右衛門が小屋に泊ったとき、姥に化けた巨猫がやってきたが、正体を見破りこれを斬った。次の日、善右衛門の妻が噛み裂かれて木にかけられていた。そばにいた樵夫がいたが、それは斬った猫の夫で、復讐のために善右衛門の妻を殺したのだとい、善右衛門の妻の死骸を咥えて去っていた。善右衛門は郎党を引き連れて山狩りを行い、洞穴の中で怪猫を見つけてこれを殺したといわれている。
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コヘビ
1976年 京都府
某家で伯母が同居してかいがいしく働き、家が栄えていた。しかし妻を迎えたところ、妻が伯母に従順しなかったので、伯母を別居させ、食事を持っていくように主が命じたが、妻は主に偽って、持って行く事は無かった。そのうち伯母は病気になったのだが、その頃から妻も心地が悪いと屏風の内にこもるようになった。2,3日もこのようなことが続くので怪しんで屏風の内に入って見たところ、妻の首に小蛇が巻きついていた。修験に祈ってもらったら、小蛇を退治すると妻は死ぬといわれたが、苦しみを見かねて祈祷を頼んだところ、小蛇は首を離れ妻の口に入り、妻は死んだ。その頃伯母も死んだという。
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サカナ,リュウグウ,ネインヤ
1934年 鹿児島県
亀の子を助けた男が、親亀に礼をされ、ネインヤ(龍宮)へ連れて行ってもらう。そして龍宮の神様の娘を嫁に貰った。しかし、妻が魚の化身であると知ってしまい、妻に去られ、おまけに貧乏になってしまった。
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リュウ,(イキリョウ)
1980年
ある人が龍右衛門という名前に変えたところ、小笠原平太夫という人物がこれを聞いて、龍右衛門は夏のうちに死ぬだろう予言した。実際龍右衛門は6月に死んだ。なぜかを聞くと、龍は霊物であり、徳のない人間が名乗ってはならないという。また今年の盆には生霊となるだろうと言った。
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ユメ,クマノゴンゲン
2003年 沖縄県
安谷屋村の夫婦が年貢を納められずに、妻の方が働きに出ることになった。夫婦は不朽の契りを交わした後に別れ、妻は髪を切って売っては香花を買って参詣していた。ある時、参詣していると老人に会い、荷物を預けられた。しかし、その後老人に会えず、妻が会えるように祈願したところ、夢に現れて熊野権現であることを告げた。預かった荷物を開けてみると、中には黄金が入っていたという。
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ビジョ
1992年 宮崎県
穴谷の鍾乳洞には昔一人の美女が住んでいた。美女は頼めば膳椀を貸してくれり蜜柑や柿をくれたりしたが、決して顔を見せようとせず、話すときは後ろを向いていた。里の青年が無理やり顔を見ようとつかみかかったら、美女は洞窟の奥に姿を消し、再び現れることは無かった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
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リュウ
1939年 京都府
人が通ると美女に化けて出る龍がいたが、お坊さんが拝むとピカピカ光りながら、ウネウネと天へ昇っていった。
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タマシイ
1949年 青森県
昔、博奕打ちの妻がお産のときに死んだ。その後、その妻の魂が幽霊になって亭主の元に現れるようになった。恐れた亭主が尼さんに相談すると、菰を編んでくるまって寝るとよいといったのでそのとおりにすると、それ以来妻の霊は出なくなった。
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コミ
1975年
ある人の妻が服を脱がないので、それを怪しんだ夫が、妻の寝ているときに服を脱がした所、野狐の尾のような3尺の毛があった。ゆえに夫が妻を追い出したら、妻は刀で夫の髪を切り逃げた。隣人がこれを追うと妻は狐に変じ逃げ去った。その後京邑では髪きりが流行った。熈平2年4月に始まり秋に止んだ。
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ケンムン,ケンムン
1981年 鹿児島県
ケンムンはもともとは人間だった。皆津に住む美人の妻に横恋慕したある男が夫を殺し、妻を自分のものにしようとしたが、妻はそれに気付いていて、男を木に打ちつけて殺した。その男の死霊がケンムン(木の精)になったと言われている。
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イニンビー
1975年 沖縄県
勝連に住む夫婦の妻が夜になっても帰ってこないので、夫が迎えに行った。首里から来た人に聞くと、妻はウンジョウビラー(熱田近く)で別の男と一緒にいて、帰ってこないといわれた。夫は帰ってこない妻を待ち焦がれて死んだ。それ以後遺念火(イニンビー)がでるようになった。
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ウメノセイ
1983年 長野県
信濃梅を見にきた文治が、その早梅の美しさに見とれていると、美女が来て短歌を交した。美女に誘われて歓待を受け、眠ってしまった。起きると美女は居なくなっていた。この美女は早梅の精であったのだ。
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リュウ
1959年 山形県
金峯山の権現様は金沼、すなわち旧栄村に住んでいた龍である。
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カッパ
1955年 神奈川県
妻が1人で家にいると、かわいい見慣れない子供が来て火をくれと言う。毎日同じ事が続き、夫は、それは人間ではなく河童に違いないから、火をやってみるとよい、と言う。その翌日も子供が来たので、妻が火を差し出すと、子供は「御免なさい」と言って逃げ出したので、妻は火を持ってその後を追ったという。
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バケモノ,オンリョウ
1939年 茨城県
病気の妻を持つ夫が、情婦を連れ込んで妻を殺した。妻は怨霊となって枕辺に現われた。その怨霊を描いた掛物が法然寺にある。
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ダイジャ
1940年 福島県
竹田川の川端で出会った美女と城主がいた。2人は夫婦となり、妻は出産を迎えた。産室に入るなという妻が気になって、覗いてみると大蛇が子供を抱えている姿があった。見られた妻は恥ずかしがって子供を莚に包んで逃げていった。逃げる途中に休み、莚の跡が付いた場所を「莚橋」、この蛇が棲んだとされる場所を「蛇池」と呼ぶ。
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(サンニンノビジョ)
1973年 富山県
長棟鉱山が盛りの頃、祝宴の場に三人の美女が現れた。鉱夫の一人が美女の手を掴もうとすると、たちまち美女は姿を消し、同時に鉱脈も絶えた。三人の美女はミズバショウ、ヤナギラン、クガイソウの精であったという。
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