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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カッパ
1975年 茨城県
月のきれいな夏の宵、百姓の美しい若女房が田んぼの見回りの帰り道に10歳くらいの男の子に遊びに誘われた。気味が悪いので石を投げつけると真菰に消えた。次の夜も男の子が現れたので用意していた包丁で手を切った。

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カマイタチ
1998年 新潟県
男の子が川を飛び越える遊びをしていると、男の子の足の肉が裂けた。血は出ていなかった。かまいたちがやったのだろう。
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カミカクシ,ドージ
1926年 北海道
ドージという老翁が12の男の子と共にいなくなった。ドージが男の子を誘って逃げたとも、2人とも神隠しにあったともいわれた。7年後、男の子が若者になって戻り、ドージに釣の秘法を授けてもらったと語った。
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カッパ
1957年 新潟県
妻が夜冷たい手で臀部をなでられるというので、手を切ってみるとその手は河童の手であった。その夜、手を返してほしいという男の子が来たので、返してやると、それからしばらくは魚の贈り物が続いた。
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ミチアンナイノヒトツメコゾウ
1987年 長野県
昔,「儂ら」が子供の頃の話。誰でも知っている話だが,一つ目小僧の目は提灯より明るく,先に立って道案内をしてくれた。大屋村から急な坂を登ると月夜平という草原があって,そこに小さな男の子が一人立っており,真っ暗な夜道でそこだけが光っている。その男の子に引き込まれてしまうのか,後ろからついていくと,男の子の周りは明るく,気がつくと家に着いていた。男の子はにこっと笑って消えてしまう。体験者は少なくなく,「月夜平の一つ目小僧」と呼んでいた。
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セコンコ
1992年 宮崎県
ある小雨の朝、山の中で男の子が早足に歩いていく。つけると、川に飛び込んだ。セコん子だったんだろう。裸ん坊の男の子を見た人もいる。
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セコンボ,カッパ
1992年 宮崎県
ある雨の夜、おかっぱ頭の4,5歳くらいの男の子が歩いているのを見た人がいる。それはせこんぼだった。
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オトコノコ
1984年 秋田県
ある家では仏間に男の子がでるというので拝みに行った。この家は仏壇に神様を一緒にして祀っていたので、別々に拝むよう指導した。その後、男の子は出なくなったようだ。
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ウグメ
1935年 長崎県
350年ほど昔の初冬、飴屋に毎晩同じ時刻に27,8歳の女が飴を買いに来るようになった。跡を付けると寺の裏の墓石の前で消えた。住職と相談して墓を掘ると女の死体に抱かれた男の子がいた。この男の子は寺で育てられたのちに住職となった。また、寺では女の霊をうぐめと名付け、50年ごとに供養をするようになった。
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キツネ,タヌキ
1999年 福岡県
ある百姓の女房のもとに、狐か狸のような獣が男に化けて通い、女房は妊娠した。女房は出産したが、その後女房は死んでしまった。化物ではなく、ある男だったという風説もあった。
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カンゼノンボサツ
1970年 山形県
弘化年間、長町にせんという、産婆を業とする女がいて、人々に慕われていた。ある秋、仕事帰りの夜道で、8歳ほどの男の子に声をかけられた。翌春の彼岸の晩、その男の子は再び現れ、紙包みを手渡した。男の子の正体は高松の観世音菩薩で、包みの中身は徳利だった。徳利からは病人を治す蜜が出て、霊験あらたかな徳利としてたちまち評判になったという。
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テング
1958年 岐阜県
昔、天狗が男の子を連れ去るという事件があった。
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リュウジャ
1987年 和歌山県
娘のもとを男が毎晩訪ねて来ていた。母親は怪しみ、ある晩男の裾に糸をつけておいた。翌朝たどってみると滝の岸にある洞穴に至った。滝に住む龍蛇が男に化けていたのだった。やがて、娘は男の子を産んだ。生まれてから32日目の6月6日、風が吹いたかと思うと、男の子は霊雲に乗って飛んでいった。この男の子を祀ったのが川津明神である。
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タマシ
1966年 青森県
親戚の子が田舎に帰省中、豊年祭があった。宵宮の前夜、出入りの男が男の子を田楽灯篭の前で見た。呼びかけても返事がないので不思議に思ったが、家で聞くと「早く寝た」という。翌朝、男の子は魚釣りに行って、溺れ死んでしまった。前夜見たのは男の子の魂であった。
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テング
1937年 石川県
男の子が行方不明になったときは、天狗にさらわれたからだと考え、村人が男の子を捜し歩くときは、天狗の嫌う鯖のことを声高に叫びながら尋ねあるくという。
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オヨメサン,キツネ
1938年 長野県
夜遅い帰り道、持っていた提灯が突然消えて、月夜のように明るくなり、向のほうに美しいお嫁さんが歩いていくのが見えた。気味が悪いのでたばこを吸うと、そこは川の中だった。家へ帰るとみやげのごちそうがなくなっていた。
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ミコシオオニュウドウ
1960年 三重県
男の子の組髪には糸のような強い物を用いない。それはおっとう見越大入道が男の子の紙に足の爪をかけて引き倒し、危害を加えるからである。
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カシャネコ
1964年 福島県
10月10日に生まれた男の子は、死ぬと火車猫に食われるという。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ
1984年 長野県
九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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タカラバケモノ,ヒトツメノバケモノ
1976年 新潟県
話者の家の下の坂で昔、夜になると一つ目の化け物が「しょっしょっしょっぶんぶくちゃがまの毛が生えた」と言いながら坂を登っていた。あほうの男の子が退治に行き、取り押さえたらカナガメになった。その男の子は金持になった。
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コエ
1974年 鹿児島県
ある男が山に泊まっていると、神が「男の子だったが20になったときカワドリにあう運だ」というのを聞く。帰ってみると自分に子供が生まれている。子供が20になった5月15、16日に魚釣りに行く。イトヨリが非常に多いのでつかまえようという子をとめて連れて帰る。次の日は魚が一匹もいなかった。その子はそれで助かった。
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ムジナ
1930年 長野県
往診の帰りの晩に人気のない道をあるいていると、男の子が一緒につれていってくれと言ってついてきて、かんのんさまの辺りでいなくなった。次の朝きた患者が、ゆうべむじなをとって食ったと言う。昨夜の男の子はむじなだったらしい。
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