ニンジンノムシ,(ゾクシン) 1936年 兵庫県 灸を据えるとき、「にんじんそこのけ」で始まる歌を専攻に火をつけ、灸を据える上を回しながら3回唱える。人の体には「にんじんの虫」がいて、その上に灸を据えても効かないからであるという。
類似事例 |
|
ジゾウ 1939年 京都府 女中が男の子の寝小便で困っていたが、その子を連れてこの地蔵に詣ると満願の日の朝から寝小便をしなくなった。
類似事例 |
|
キツネ 1984年 山梨県 狐に憑かれるとたくさんものを食べるようになるが、食べても食べても痩せていくという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 2003年 福島県 磐城地方では、10月20日は恵比寿講である。この日、エビス様に供えた高盛御飯の蓋がカタンと鳴ると、エビス様が御飯を食べたと言った。この御飯は一人前になっていない者には食べさせてはならぬという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1975年 愛媛県 お腹をサルに踏ませると、兄弟がそっくりになるという。メンドリが鳴くと、悪いことがあるという。生き物を殺すと、夜に耳に入るという。蛇を指差すと、その指が腐るという。火遊びをすると、寝小便をするという。悪い夢を見たらすぐに他人に話すという。ほうき星が飛ぶと、戦争が始まるという。笑いながら柿の木から落ちると、死ぬという、など。吉凶に関する俗信。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1981年 栃木県 山仕事をする人は、山の神様が嫌がるので、汁かけ飯を食べてはいけないという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1973年 香川県 年中行事に関する俗信。5月16日は殺生日で殺生をしない。また牛を出すと日照りになるので出さないという。八朔が終わると、団子の粉などで作った馬をこわし、近所や親類に配って食べるのだが、これを食べると身体が良くなるという。また、これを食べてお灸をすると、丈夫になるともいう、など。
類似事例 |
|
ニクショク 1974年 東京都 寛永5年、伊勢参宮した者が帰路三州岡崎で鹿肉を食べた。帰宅後飯を食べなくなり、虫を掘り出して食べていた。後に堤に捨てられて、猫・犬・鼠などの死体を食べるようになった。
類似事例 |
|
(ゾクシン),タヌキ,ミョウドウサマ 1935年 愛媛県 大井町の明堂様は狸で、夏にお参りすると体の弱いところに灸跡を授けてくれ、そこに灸をすえると病気が治るといい、参詣する人が多いという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1963年 愛媛県 寝小便は、お尻にもぐさをすえると治るといわれている。
類似事例 |
|
ヤマノカミ 1982年 山形県 山の神は女の神で三人の娘がいたが、亡くなるときに、娘たちに日頃食べさせたことのないおずけ(味噌汁)をかけたマンマを食べさせないでくれ、すぐに腹がすくからといったので、今も山に入るときにはおずけをかけてマンマを食べるな、そうすると怪我をするという。おつゆをかけて食べたい場合は、汁椀の方へ飯を入れて食べればよい。
類似事例 |
|
キジムナー 1961年 沖縄県 キジムナーが海でイザイをしている人々から火をもらって歩くのが時々見られる。キジムナーヤーチューといって、キジムナーに大きな灸を据えられることもある。キジムナーに襲われたら、家人がその人をたたくと逃げると言われている。
類似事例 |
|
ガラッパ 1989年 鹿児島県 水神様に対して悪さをするとガラッパが仕返しに来るという。仏壇の御飯を食べればガラッパに襲われない。
類似事例 |
|
ヤマイヌ 1985年 愛媛県 隣村で死んだ主人の死骸をかついで帰るとき、山犬がついてきた。家までついてきたので、小豆御飯を食べさせた。
類似事例 |
|
スリバチアメ 1956年 宮城県 小さい擂鉢(すりばち)の形をした飴。昔、大崎八幡の蚊帳祭(虫除けの神事)の際に売られていた。子供が火遊びをしないようにとこの飴を食べさせたという。
類似事例 |
|
シヌカミサマ 2001年 鹿児島県 シぬカミ様(火の神)は、怒らせると子供に火遊びをさせて家に火を点けさせるという。
類似事例 |
|
コウシンサン 1960年 愛媛県 庚申さんは継母に御飯を食べさせてもらえず、つまみ食いをした。それを見つかり、豆飯を一杯食べさせられて山で焼き殺されそうになったが、雨が降ってきて火は消え、殺されなかった。
類似事例 |
|
マツトムジナ 1989年 新潟県 狢退治を試みてつかまえて殺し、狢汁にして食べた男は殺されて、白骨化された死体となって発見された。後に大明神として祀られた。
類似事例 |
|
ヤマイヌ 1983年 愛媛県 お産見舞いに行って七夜を済まさないうちにその家の御飯を食べると山中で山犬につかれることがある。
類似事例 |
|
オオサキ 1966年 埼玉県 オオサキに憑かれるとご馳走を食べたがる。食べる割には体が弱り病気になる。ご馳走を持っていくと布団をかぶって食べる。この病人が転がるようにして苦しんだ後で死んだように静かになったときは、オオサキが離れたのだという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1977年 青森県 山に関する俗信。
類似事例 |
|