国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ハマグリ
1983年 秋田県
菅江真澄が米内沢の長野付近で蜃気楼(山内)を見ている。鳥羽僧正の絵のように墨で書いた騎馬武者の出陣らしく見えたと書いている。また八郎潟でも見ている。昔の人は蜃気楼を蛤の妖気から現れるものだと信じていた。

類似事例(機械学習検索)

ボウレイビ,オニビ
1983年 秋田県
菅江真澄は猟師が2人船に乗り、人と同じくらいの大きさの火を見て驚いている絵を描いている。また、雄勝郡の藤倉には鬼火の石があり、石が燃えているように見え狐火のようであったと出ている。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 新潟県
歯痛に関する呪的療法。墨で頬にキツツキと書く。墨で頬に丸を書く、など。
類似事例

ウマレカワリ
1964年 福島県
生まれかわりの者はゴザンにだれそれの生まれかわりであると書かれているが、それを見ると目が見えなくなる。死人に墨で書いても、次の人の痣になって出るという。
類似事例

ハマグリ
1976年 石川県・越中国
蛤が息を吐くときには城市山林の形をなす。清土ではこれを蜃気楼といい、竺土では乾闥婆城という。本朝でもあり、知人が越中伏木浦でみた。能登や越中では狐松原という。
類似事例

シン
1976年
蜃蛟の類は、蛇に似て大きく、竜の如く角があり、燕子を食して気を吐き、その気が楼台城郭の形を成して、雨が降る時に見えるので蜃楼と呼ばれる。しからば海中で気を吐くものは、蛟に似た形の蜃であり、大蛤も蜃というのを誤解して、蛤の上に楼台の形を描いたものを蜃気楼というのは誤りである。
類似事例

(ウマレカワリ)
1982年 群馬県
心中した者の頭に字を書いて埋葬したら、長野県の方で生まれ変わった
類似事例

イロノシミズ
1956年 宮城県
坂上田村麻呂が出陣するとき湧き出たといわれている。
類似事例

モジノアラワレルクリノキ
1975年 富山県
栗の丸太を切ったら中に墨で良哲言と書かれていた。
類似事例

ミコシニュウドウ
1974年
西川祐信の絵に見越入道というものが書かれていた。
類似事例

キツネ,サクダテ,タテ
1949年 秋田県,岩手県
旧暦2月の半ば過ぎ、雪の解け始める季節に狐のタテ、狐のオサクダテといい、いわゆる蜃気楼のような不思議な幻覚を以ってその年の豊凶を占う。
類似事例

ムシャ,ヨウカイヘンゲ
1923年 愛知県
雨のふる夜、帰る途中で提灯の火が消えた。何気なく一本杉の方を見ると、騎馬武者一人と百人ばかりの控えの者が手に手に松明を持って妙感寺のほうへ行くのが見えた。すべて妖怪変化の相貌であった。あわてて隣家の人と共に見るとその方に火があがってすぐ消えた。
類似事例

タヌキ
1985年 愛媛県
融通座という劇場の隅に祠があり、三治大明神という狸が祀られ供物があったが、時々それを取る手が見えるという話だった。また気が狂っているらしい人が、右手で空中に字を書きながら歩いているのを時々見たが、「お城山の狸」と書いているとのことだった。
類似事例

シマアソビ,シマノアソビ
1975年
西国で、沖に投碇し停泊することがある。その様なとき夜更けに島がすぐそばに現れ、島の木々や家、行き交う人々が間近に見えることがある。船が島に近づいたのかと思うが、夜明けになると周囲は海原のみである。蜃気楼の類いだろう。
類似事例

キツネノダマシ
1982年 三重県
昔、ムラから雑木林のほうを見たら、犬らしいものが見えた。見れば見るほど犬に見える。あとでそこに行ってみるとちょうど岩があり、その前の山菊が風にそよいでいたので、岩が犬に見えて動いていたように見えたのかもしれないが、どうしてもキツネのだましのようである。
類似事例

キツネ
1990年 福島県
狐は遠くにいる人に見えて、近くにいる人には見えない。
類似事例

ハチタロウ
1928年 秋田県
蛇体となった八太郎は、十和田湖を追われて八郎潟にやってきた。八郎潟を一千年の契約で借りているという。
類似事例

(ネコノエ)
1978年
天明か寛政頃、白仙という60才程の坊主がいた。出羽秋田の猫の宮に願をかけて猫と虎の絵を奉納した。町でも安い値段で猫の絵を書いて歩いた。その絵は鼠を追い払う力があったという。
類似事例

タデ
1960年 岩手県
夜道にタデというものが出る。なにかいるように見え、もっとよく見ようとすると、段々大きくなって行く。
類似事例

ゴランボ
1985年 和歌山県
昔、小石にナムアミダブツと書いて川の端の岩に叩き込んだ。川で事故が起きないように、和尚さんにお経を書いてもらいゴランボを伏せたのである。これをカワブセと言った。ここには、昔子供が7人死んだ七人淵というものがある。
類似事例

レイゲン,ヘンカイ,ヨウカイ,ユウレイ
1975年
霊験は信じている人にあらわれる。鰯の頭もそれを信仰する人は験を得る。変怪なども同じで、信じていると何でもないものも妖怪や幽霊のように見える。またそのことに関する例証。
類似事例

トオリアクマ
1977年
夕方、縁側で剃刀を研いでいると、庭の塀の上に甲冑を着た騎馬武者が30騎程並んでこちらを見ていた。剃刀を手放し伏せて目を閉じ心を落ちつけると消えた。塀向こうの家の人が乱心した。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内