■トピックス  2019年

2019-11-07 日文研の話題

「大学共同利用機関シンポジウム」に出展参加しました(2019年10月20日)

 大学共同利用機関の学術研究の一端を、広く一般の皆様に知っていただくことを目的として、2010(平成22)年から毎年開催している「大学共同利用機関シンポジウム」。今回は、「宇宙・物質・エネルギー・生命・情報・人間文化 その謎に挑む」と題し、会場の日本未来科学館にて、最先端の文・理研究における多様な成果・情報発信が行われました。

 当日は日文研もブースを出展し、移動型展示「モバイルミュージアム」にて「大正の広重」と称された絵師・吉田初三郎の鳥瞰図を紹介するほか、先ごろまんが訳が出された「酒天童子絵巻」(下巻)のレプリカ、さらにはJapan Review、『日本研究』、『異邦人のまなざし』シリーズなど各種刊行物の展示を通じて日文研コレクションの魅力や研究成果の実績報告を行いました。

 また、データベース掲載の「ちりめん本」レプリカや、19世紀に出版された日本表象西洋楽曲の現物に触れていただきながら、実際にパソコンやタブレットで各種の日文研データベースを体験していただくほか、大判に引き延ばした西洋古版日本地図を使った地名あてクイズを行うなど体験型のデータベース紹介も行いました。

 出展中、ブースには年代を問わず235名のご来場者でにぎわい、広く日文研の名前や活動内容を知っていただける好機となりました。皆様のご来場に心より感謝申し上げます。
 
 
(文・光平有希 総合情報発信室 特任助教)