■トピックス  2019年

2019-07-03 日文研の話題

報道関係者との懇談会を開催しました(2019年6月5日)

 6月5日、報道関係者との懇談会を開催しました。同懇談会は、日文研の研究活動や最新の成果、重点的取り組みなどを紹介して理解を深めてもらうと同時に、広く社会へ情報発信することを目的に年3回開催されています。

 56回目となる今回は、新聞社、テレビ局、出版社、地域広報等16機関の関係者と所内教職員、計58名が出席しました。まず、この春に着任した3名の外国人研究員の紹介に続き、「大衆文化研究プロジェクト」等の活動案内、ならびに「国際日本研究」コンソーシアム主催国際ワークショップの開催報告が行われました。出版物については、ジョン・ブリーン教授が日文研発行の英文学術誌 “Japan Review” の最新号を紹介するとともに、磯前順一教授が8月刊行予定の自著『昭和・平成精神史』(講談社メチエ選書)について企画意図を語りました。

 研究紹介では「ヴィジュアル・イメージから探る日本研究」と題して、美術史/文化史を専門とする白石恵理助教、石上阿希特任助教、前川志織特任助教の3名が、いずれも図像を切り口に自身の研究内容の一端を紹介し、稲賀繁美教授がコメントを加える形で総括しました。

 最後に、山田奨治教授が広領域連携型基幹研究プロジェクトの日文研ユニット「文化・情報の結節点としての図像」について、細川周平教授が新規公開の「海外邦字新聞データベース」について各々報告した後、大塚英志教授が、大衆文化研究プロジェクトの一環として7月から来年にかけて国内6会場を巡回する「みんなのミュシャ」展の関連情報を一足早く提供しました。
会場の様子
“Japan Review”を紹介するブリーン教授
細川教授による新規公開データベースの紹介
劉副所長による挨拶