■トピックス  2019年

2019-04-10 日文研の話題

日文研図書館職員がCEALおよびNCCの年次集会(アメリカ)に参加しました

 日文研の図書館職員が、3月19日から21日にアメリカ・コロラド州デンバーで開催されたCEAL(東アジア図書館協会)およびNCC(北米日本研究資料調整協議会)の年次集会に参加しました。これらは北米を中心に、世界中から日本研究・アジア研究図書館で勤務する図書館員が集まる催しです。

 今回のCEALではデジタル・スカラシップを中心テーマとして、講演、パネルディスカッション、ポスターセッションが催されました。21日のCommittee on Japanese Materialsでは、日本のウェブサイトを対象としたウェブアーカイブについて、北米各地の図書館員による事例報告が行われました。NCCでは今年1月の著作権法改正がピックアップされ、国立国会図書館と永崎研宣氏(人文情報学研究所主席研究員・日文研客員准教授)による発表が行われました。

 また期間中、CEALのILL・DD(文献の貸出・複写に関する図書館間協力業務)に関する委員会代表者と日文研における海外ILLサービスの現状等についての情報交換・意見交換をおこなう面談や、アウトリーチプログラム(日本研究司書のいない大学の日本研究者をサポートする活動)のためのグループミーティング等、インフォーマルな情報交換活動をおこないました。これらは海外の司書・日本研究者と情報交換を行う貴重な機会で、海外の日本研究者のサポートや日文研の研究成果・リソースのアピールについてのヒントを得ることができました。
 
CEAL総会の様子
ポスターセッションでの解説