■トピックス  2019年

2019-03-11 日文研の話題

報道関係者との懇談会を開催しました(2019年2月27日)

 2月27日、報道関係者との懇談会を開催しました。同懇談会は、日文研の研究活動や最新の成果、重点的取り組みなどを紹介して理解を深めてもらうと同時に、広く社会へ情報発信することを目的に年3回開催されています。

 55回目となる今回は、新聞社、テレビ局、出版社、地域広報等13機関の関係者と、小松和彦所長をはじめとする教職員、計55名が出席しました。

 まず、中国とアメリカから着任した2名の外国人研究員の紹介に続き、昨秋以降に開催されたシンポジウムや講演会、「大衆文化研究プロジェクト」等の活動報告が行われました。また今後の開催予定として、日文研所蔵の資料が多数出品される松濤美術館での特別展「女・おんな・オンナ~浮世絵にみる女のくらし」(4/6~5/26)等が案内され、出版物の紹介では、大塚英志教授と磯田道史准教授がそれぞれの近刊について紹介しました。

 所員の研究紹介では、ジョン・ブリーン教授が「伊勢にみる「性」と「聖」」と題し、近年研究を続けている伊勢参りと古市遊郭の歴史について解説し、井上章一教授とのミニ対談も行われました。最後に、根川幸男機関研究員と井上教授が人間文化研究機構の各機関と連携したプロジェクト事業について各々報告した後、大塚教授が、先ごろ企画・監修した日文研所蔵「酒呑童子絵巻」のマンガ化について解説しました。
会場の様子
ブリーン教授(右)に質問する井上教授(左)
質問に答えるブリーン教授
小松所長の挨拶