■トピックス  2019年

2019-02-21 日文研の話題

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターとの共同企画「京都対談」を開催しました(2019年2月15日)

 2月15日に京都市立芸術大学大学会館交流室にて、同大学日本伝統音楽研究センター所長の渡辺信一郎氏と、井上章一教授による「京都対談」が開催されました。

 同センターと日文研は2017年に学術交流協定を結んでおり、このたびの対談は、渡辺氏の新所長就任を記念して企画されたものです。対談相手の井上教授はご本人たっての希望により選ばれたのだとか。

 渡辺氏が、自身の生い立ち紹介によって口火を切ると、台本無しの出たとこ勝負で、対談はスタートしました。「私の体は糸でできている」と語る渡辺氏は京都・西陣(自称「洛中の周辺」)の生まれ育ちで、対する井上教授は周知のごとく自称・洛外育ち。井上教授の著書『京都ぎらい』を素材に、話題は、テレビや映画に映る京の町並みの変遷から、京都弁、「送り火」と「大文字焼き」、洛中の範囲、京都の良いところ、果ては個人的な趣味の話まで、ときどき脱線したり、一瞬の間が空いたりしながらも次々と広がりを見せ、あっという間に終了を迎えた1時間半でした。会場はほぼ満席で、男性に加え女性の姿も目立ちました。


(文・白石恵理 総合情報発信室 助教)