■トピックス  2018年

2018-12-21 日文研の話題

一般公開を開催しました(2018年11月23日)

 去る11月23日(金・祝)に「日文研一般公開」を開催しました。

 この催しは、広く一般の方々に日文研の研究活動を知ってもらうことを目的に毎年秋に実施しているもので、今回は東映太秦映画村と長岡京市とが共催機関となり、テーマを「京都と時代劇」として様々なイベントを行い、720名の来場がありました。

 講堂では、午前に「細川ガラシャの美しさ―いつ、誰が彼女を美しくえがきだしたのか―」と題し、細川ガラシャの大河ドラマ化を願ってきた長岡京市の前市長と日文研の教員、研究者がそれぞれ短い講演を行い、座談会では活発な意見を交わしました。午後は「中島貞夫に聞く―時代劇映画を、今あえて世に問う訳、その魅力とは―」と題し、最近時代劇映画を撮影した映画監督中島貞夫氏を招いて、研究者から京都の映画力などについての質問を投げかけました。

 セミナー室では「夢の大地への誘い――地図と写真が語る満洲の実像と虚像」と題しミニ講演が行われ、定員を大幅に超える参加者の熱気に包まれました。この他にも2つの短い講演があり、「もっと聞いていたかった」などの意見が寄せられました。

 その他、普段は公開されない施設への教員による案内、日文研の所蔵資料展示や東映太秦映画村の協力を得て行った京都の映画撮影風景のパネル展示、長岡京市が企画・運営を行った細川ガラシャに関する展示、また、データベース紹介&ぬりえコーナー、こどもライブラリー、妖怪スタンプラリーなど親子で楽しめる企画も用意し、来場者から好評を得ました。

 なお、講堂での講演の映像は、当センターのホームページ(http://ibs-web.nichibun.ac.jp/lapis/welcome.do)に掲載しています。
 
 
講演を行う中島貞夫監督
教員によるセンター施設案内
「細川ガラシャの美しさ ―いつ、誰が彼女を美しくえがきだしたのか―」