■トピックス  2018年

2018-10-12 日文研の話題

報道関係者との懇談会を開催しました(2018年10月3日)

 10月3日、報道関係者との懇談会を開催しました。同懇談会は、日文研の研究活動や最新の成果、重点的取り組みなどを紹介して理解を深めてもらうと同時に、広く社会へ情報発信することを目的に年3回開催されています。

 54回目となる今回は、新聞社、テレビ局、出版社、地域広報等12機関の関係者と、小松和彦所長をはじめとする教職員、計60名が出席しました。まず、アメリカ・英国・中国から着任した計4名の外国人研究員の紹介に続き、セミナーやフォーラム、大衆文化研究プロジェクト等の活動報告が行われました。また今後の開催予定として、「京都と時代劇」をテーマとした一般公開(11/23)や国際研究集会「世界史のなかの明治/世界史にとっての明治」(12/14~16)等が案内されました。

 日文研出版物の紹介としては、大塚英志教授が、大衆文化研究プロジェクトの成果である編著『翼賛一家と戦時下のメディアミックス』ほか近日刊行予定の2冊について説明しました。その後、所員の研究紹介として、磯田道史准教授が「天皇の譲位・改元をめぐって」と題し、先例となる光格天皇の譲位をめぐる儀式と新年号の発表時期について解説。続いて、井上章一教授との対談が行われました。最後にフレデリック・クレインス准教授が、今夏に公開されたばかりの新サイト「日本関係欧文史料の世界」の利用方法を案内しました。
会場の様子
外国人研究員の挨拶
井上教授(左)と磯田准教授(右)の対談
発表を行う大塚教授