■トピックス  2017年

2017-06-05 日文研の話題

創立30周年記念講演会・式典を開催しました(2017年5月17日)

 去る5月17日(水)、日文研創立30周年記念講演会・式典を開催しました。
 日文研は、1987年(昭和62年)に創設され今年で30周年を迎えます。これを記念して、各種の記念事業が企画されていますが、今回の記念講演会・式典はそのメインイベントとなります。
 
 最初に講演会第1部では、「日文研と私-回顧と展望」と題し、梅原猛日文研顧問が磯田道史准教授を聞き手として、日文研創立の理念や設立後の経緯、また日文研の将来などについて語りました。続く講演会第2部では、シカゴ大学のジェームス・E・ケテラー教授が登壇し、「日本研究の諸問題-歴史と歴史学をめぐる省察」と題して講演を行いました。
 記念講演会には日文研関係者と一般市民の両方が参加し、合計570人を越す盛況となりました。
 
 引き続き開催された記念式典では、立本成文人間文化研究機構長、小松和彦日文研所長が挨拶を行ったのち、松野博一文部科学大臣(代読:小松親次郎文部科学審議官)および門川大作京都市長が祝辞を述べました。その後、北出猛夫管理部長から祝電の披露を行い、会場は祝賀ムードに包まれました。
 
 その後の祝賀会では、井上章一教授(創立30周年記念事業実行委員長)の開会挨拶に続き、安成哲三総合地球環境学研究所長が乾杯の発声を行いました。歓談中には山田啓二京都府知事や吉田憲司国立民族学博物館長などが創立30周年を祝うスピーチを行い、会場となったさつきホールは多くの日文研関係者で賑わいました。
 
梅原猛顧問(右)と磯田道史准教授(左)
ジェームス・E・ケテラー シカゴ大学教授
記念講演会の様子
記念式典の様子
記念式典での小松和彦所長の挨拶
祝賀会での井上創立30周年記念事業実行委員長の挨拶