■トピックス  2017年

2017-02-23 日文研の話題

日文研木曜セミナー「南北朝時代の戦術と武士」を開催しました(2017年2月16日)

 2月16日(木)、日文研セミナー室1において第235回木曜セミナーを開催しました。
 本セミナーは、研究者の交流を目的に研究者限定として概ね月一回所内で開催し、最新の学術的テーマを話題として発表しています。
 
 今回は、書籍『応仁の乱』の著者 呉座勇一助教が本来の専門である南北朝時代の研究に復帰し、この時代の合戦を象徴する存在とされる「野伏」の活動について発表しました。
 『太平記』の楠木正成の事例や他の一次史料をもとに、過去の通説・最近の学説も踏まえながら、「野伏」とは一体なんなのか、について考察しました。
 発表後には「山伏」との関連性や階級闘争史観に対する質問がなされ、活発な議論がされました。
報告を行う呉座助教
セミナーの様子