■トピックス  2017年

2017-02-17 日文研の話題

報道関係者等との懇談会を開催しました(2017年2月15日)

 去る2月15日(水)日文研セミナー室2において、報道関係者等との懇談会を開催しました。
 懇談会は、年3回、報道機関、出版社、地域広報関係者にご出席いただいて、国際日本文化研究センター(日文研)の研究活動や催し物を紹介するもので、今回で第49回となりました。
 
 懇談会では荒木広報委員長による司会のもと、所長の挨拶に続き外国人研究員の紹介、磯前研究協力委員会委員長から学術講演会や初めて京都で開催することとなった日文研・アイハウス連携フォーラムなどの活動を紹介し、3月28日に開催される「小松和彦所員文化功労者顕彰記念講演会」については小松所長が自らその紹介を行いました。
 また、松田研究調整主幹が11月30日から12月2日に開催された「東アジア日本研究者協議会 第一回国際学術大会」の様子や日文研が果たした役割等について説明を行いました。
 所員の研究紹介では、呉座助教が「応仁の乱から何を学ぶのか」と題して「私たちが学ぶべき歴史とは、輝かしい成功例ではなく、無様な失敗例ではないだろうか」という独自の視点で応仁の乱論を展開しました。
 その後、創立30周年記念事業として楠准教授が5月17日に行う記念式典・講演会について、北浦助教が5月26日に京都芸術劇場 春秋座で行う「映画『ハッピーアワー』上映&トーク」について紹介し、この中で、北浦助教は『ハッピーアワー』を上演する「3つのポイント」を熱く語りました。
 この他、坪井海外研究交流室長からオタゴ大学における海外シンポジウムの報告、倉本出版委員会委員長から日文研の最新の出版物について紹介があり、最後に、リュッターマン准教授を進行役として荒木教授が「海外で教えること-日本研究の支援とそのかたち」と題し、タイ・バンコクとブルガリア・ソフィアで客員教授として授業を行った様子を古典研究者の視点で発表しました。
 懇談会は発表者以外の出席教員からも関連する話題が提供され、前回に引き続き予定した1時間を少し超え、盛りだくさんの内容となり、懇談会後に行われた懇親会でも、ご出席いただいた報道関係者等と日文研教員が引続き和やかに情報交換等を行いました。
 
磯前研究協力委員会委員長からの活動報告
呉座助教による研究紹介
坪井海外研究交流室長からの報告
荒木教授(左)とリュッターマン准教授による対談