■トピックス  2016年

2016-11-07 日文研の話題

日文研一般公開を開催しました(2016年10月29日)

 10月29日(土)に「日文研一般公開」を開催しました。
 この催しは、広く一般の方々に日文研の研究活動を知ってもらうことを目的に毎年秋に実施しており、26回目を数える今回は来年5月に迎える日文研創立30周年のプレイベントを兼ねて、今年のテーマ「みる・きく日文研」に沿った様々なイベントを行い、過去最多の848名が来場されました。
 講堂では、午前に「日文研データベースで遊ぼう」と題し、若手教員によるデータベースの紹介や座談会が行われました。午後は「浪曲を聴く会」と題し、二代目京山幸枝若師と京山小圓嬢師による名人会を開催するとともに、日文研の浪曲SPレコードコレクションや、大衆文化研究における浪曲の位置づけなどが紹介され、来場者は熱心に耳を傾けていました。
 また、関連講演として「日本初の著作権訴訟―浪曲師・桃中軒雲右衛門事件―」と題し、浪曲などの音源と常に密接に関係する著作権についての講演が行われ、定員を超える参加者の熱気に包まれました。
 このほかにも、「大衆化された探検隊―川口浩探検をみてみよう!」と題したミニ上映、普段は公開されない施設への教員による案内、所蔵資料展示、顔写真入りカレンダープレゼントや、土曜開催にちなんだ子どもイベント「図書館ツアー」、「妖怪スタンプラリー」が催されるとともに、中庭には妖怪パネルが設置され、来場者から好評を得ました。
 なお、「日文研データベースで遊ぼう」の映像は、日文研ホームページに掲載しています。
http://ibs-web.nichibun.ac.jp/lapis/detail.do?id=256
「日文研データベースで遊ぼう」座談会の様子
「浪曲を聴く会」京山幸枝若師(右)、京山小圓嬢師(中央)、古川特任助教(左)
山田教授による関連講演
教員によるセンター施設案内風景