本研究は、「日本における怪異・怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究」の延長線上に企画されたものである。前回の共同研究は、怪異・妖怪文化の資料の発掘および古代から近代にいたる変遷に研究の主眼を置いていたが、今回の共同研究では、「是害房絵巻」や「つくも神絵巻」などの妖怪的存在を重要な登場人物とする物語が登場して以降の、文学や演劇、絵本などの作品群に焦点を合わせ、その歴史的・社会的背景や創造性を探るとともに、現代のアニメやコミックへの影響なども考えたい。

代表者	小松　和彦	国際日本文化研究センター研究部・教授
幹事	山田　奨治	国際日本文化研究センター・准教授
班員	アダム・カバット	武蔵大学人文学部・教授
〃	飯倉　義之	國學院大學大学院・特別研究生
〃	一柳　廣孝	横浜国立大学教育人間科学部・教授
〃	香川　雅信	兵庫県立歴史博物館・学芸員
〃	近藤　瑞木	首都大学東京都市教養学部・助教
〃	斉藤　　純	天理大学文学部・教授
〃	佐々木高広	京都学園大学人間文化学部・教授
〃	佐藤　至子	椙山女学園大学人間関係学部・助教授
〃	志村　三代子	早稲田大学大学院文学研究科・客員研究助手
〃	高田　　衛	東京都立大学・名誉教授
〃	高橋　明彦	金沢美術工芸大学・准教授
〃	辻 　　惟雄	MIHO MUSEUM・館長
〃	堤　　邦彦	京都精華大学人文学部・教授
〃	常光　　徹	国立歴史民俗博物館・教授
〃	フランソワ　ラショー	フランス国立極東学院京都支部・支部長
〃	湯本　豪一	川崎市市民ミュージアム・学芸室長
〃	横山　泰子	法政大学工学部・教授
〃	稲賀　繁美	国際日本文化研究センター・教授
〃	今谷　　明	国際日本文化研究センター・教授
〃	鈴木　貞美	国際日本文化研究センター・教授
〃	徳田　和夫	学習院女子大学国際文化交流学部国際日本文化研究センター・教授客員教授