■研究活動 共同研究 1999年度

聖なるものの形と場

文化の一翼を形成する宗教では、日常生活の基盤ともいうべき俗性の対極として、いわゆる「聖なるもの」を想定する。  そして、いかなる宗教でも「聖なるもの」と「俗なるもの」のそれぞれの内容とそれら両者の関係という三点が重要な意味を持っている。  本研究では、以上の三点の中でも最も異質的内容と想定される「聖なるもの」について、種々の学問領域と研究方法論を持つ複数の研究者が、共同研究を通して議論検討する。このことによって「聖なるもの」特にその現象形態ともいえる形と場がどのように表現化・造型化され、しかも実践されたかを明らかにし、日本文化の中でも比較的明瞭性を欠く宗教の構造と機能について新たな考察を加えたい。

代表者 頼富 本宏 国際日本文化研究センター研究部・教授
幹事 早川 聞多 国際日本文化研究センター研究部・助教授
班員 阿部 泰郎 名古屋大学文学部・教授
石川 知彦 大阪市立美術館・主任学芸員
今井 淨圓 種智院大学仏教学部・専任講師
入澤  崇 龍谷大学文学部・助教授
岩城 見一 京都大学大学院文学研究科・教授
岡田 安弘 神戸大学・名誉教授
落合 仁司 同志社大学経済学部・教授
金児 曉嗣 大阪市立大学文学部・教授
河原 由雄 愛知県立大学文学部・教授
木俣 元一 名古屋大学文学部・助教授
河野 亮仙 大正大学文学部・非常勤講師
下泉 全暁 真言宗大覚寺派最明寺・住職
白木 利幸 密教図像学会事務局・職員
竹内 信夫 東京大学大学院総合文化研究科・教授
野口 圭也 種智院大学仏教学部・助教授
朴  亨國 名古屋大学・日本学術振興会外国人特別研究員
藤井 恵介 東京大学大学院工学系研究科・助教授
藤善 真澄 関西大学文学部・教授
星野 英紀 大正大学文学部・教授
松長 恵史 清風高等学校・教諭
真鍋 俊照 神奈川県立金沢文庫・文庫長
宮治  昭 名古屋大学文学部・教授
森  雅秀 高野山大学文学部・助教授
小松 和彦 国際日本文化研究センター研究部・教授
園田 英弘 国際日本文化研究センター研究部・教授
井上 章一 国際日本文化研究センター研究部・助教授
栗山 茂久 国際日本文化研究センター研究部・助教授
山田 奨治 国際日本文化研究センター研究部・助教授
長田 俊樹 国際日本文化研究センター研究部・助手
大橋 良介 京都工芸繊維大学工芸学部  国際日本文化研究センター研究部・教授客員教授
金  知見   国際日本文化研究センター研究部 ・元韓国精神文化研究院教授客員教授
ロベール・ジャン・ノエル・アレクサンドル 国立高等研究院宗教学部  国際日本文化研究センター研究部・教授客員教授
吉田  元  種智院大学仏教学部  国際日本文化研究センター研究部 ・教授客員教授