■研究活動 共同研究 1998年度

日本における怪異・怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究

怪異・怪談あるいは怨霊・妖怪変化をめぐる文化は、日本文化史の形成と展開において重要な役割を果たしてきたことが認められながらも、これまで否定的意味合いが強かったために、関連学問諸分野において周辺的な位置づけしかされてきませんでした。そこで本研究は、文化史的観点に立ちつつ、諸外国における研究成果もとり入れ、これを真正面から考察しようとするもので、各時代について、歴史・信仰・文学・美術・芸能・地理(空間論)・建築物・ジェンダーなど多面的・学際的に分析することをつうじて、その総合的・立体的な把握を目指します。また、その豊富な資料の存在の確認やその研究利用法の研究も試してみたいと計画しています。

代表者 小松 和彦 国際日本文化研究センター
幹事 長田 俊樹 国際日本文化研究センター
班員 内田 忠賢 お茶の水大学文教育学部
京極 夏彦 作家
諏訪 春雄 学習院大学文学部
関  一敏 九州大学大学院人間・環境学研究科
高田  衛 近畿大学文芸学部
武田 雅哉 北海道大学文学部
田中 貴子 京都精華大学人文学部
高橋 明彦 金沢美術工芸大学美術工芸学部
辻  惟雄 千葉市美術館
常光  徹 国學院大學文学部
徳田 和夫 学習院女子大学国際文化交流学部
西山  克 京都教育大学教育学部
橋爪 紳也 京都精華大学人文学部
服部 幸雄 日本女子大学人間社会学部
兵藤 裕己 成城大学文芸学部
宮田  登 神奈川大学経済学部
安井眞奈美 天理大学文学部
山口 昌男 札幌大学文学部
横山 泰子 江戸東京博物館
山田 奨治 国際日本文化研究センター
井波 律子 国際日本文化研究センター
安田 喜憲 国際日本文化研究センター
井上 章一 国際日本文化研究センター
光田 和伸 国際日本文化研究センター