■研究活動 共同研究 1998年度

19世紀の日本「発見」―旅行と旅行記の中の異文化像―

19世紀は大いなる旅行の時代でした。旅行の隆盛は、出版の隆盛と結びついて多くの旅行記の流布につながりました。旅行が語られ、記録され、出版される中から、さまざまな異文化像が生み出されました。19世紀は、旅行を契機にして生まれる、とりわけ民衆レベルでの異文化像形成と享受の時代でした。  この世紀半ばに開国した日本は、それまでの既成日本像に加えて、諸外国における新たな大衆的日本像を生み出す源泉となり、旅行者の新しい「発見」のフィールドとなりました。グローブ・トロッターズと呼ばれる新時代の西洋人旅行者をはじめ、諸外国の外交官や商人などによる公的・私的な日本観察の記録が多数生み出されました。  本共同研究は、このような日本観察の記録を主要な素材とし、世界諸地域での旅行を通じた異文化像の形成と流布の現象と比較しつつ、19世紀に現れた日本イメージを、日本「発見」ととらえて、各専門分野から考察しようとするものです。

代表者 白幡洋三郎 国際日本文化研究センター
幹事 長田 俊樹 国際日本文化研究センター
班員 伊藤 久子 横浜開港資料館
〃 石森 秀三 国立民族学博物館
〃 天野 史郎 明治学院大学国際学部
〃 柏岡 富英 京都女子大学宗教・文化研究所
〃 神崎 宣武 旅の文化研究所
〃 斎藤多喜夫 横浜開港資料館
〃 高田 公理 武庫川女子大学生活環境学部
〃 多田 伊織 白鳳女子短期大学国際人間学科
〃 西田 正憲 環境庁京都御苑管理事務所
〃 ポーリン・ケント 龍谷大学国際文化学部
〃 園田 英弘 国際日本文化研究センター
〃 井上 章一 国際日本文化研究センター
〃 稲賀 繁美 国際日本文化研究センター
〃 井波 律子 国際日本文化研究センター
〃 川勝 平太 国際日本文化研究センター
〃 千田   稔 国際日本文化研究センター
〃 頼富 本宏 国際日本文化研究センター