■研究活動 共同研究 1996年度

日本人と英語:英語化する日本の学際的研究

 本研究の目的は、今日の日本人の言語・コミュニケーション行動及び日常生活における「日本人と英語との関わり」の実態を把握し、まず、日本人の言語・コミュニケーションがどれ程英語化しているかを明確にし、それが日本人の自画像やアイデンティティーにどのような認識と価値観を抱いているのかも明らかにします。  研究内容は、(1)日本人の言語・コミュニケーション行動の言語化、(2)日本人の大衆文化としての「英会話」、から成り、(1)では、日常会話、マス・メディア、組織(企業・官公庁)等のコミュニケーションの英語化の実態を把握し、その影響を考察します。(2)では、「英語化」の役割と位置、英語コンプレックス、国際化・留学ブームと英会話の関係等について考察します。  これを基に日本における英語教育と異文化交流のあり方について提言を行います。

代表者 津田 幸男 国際日本文化研究センター
幹事 柏岡 富英 国際日本文化研究センター
班員 石井 敏 獨協大学外国語学部
伊藤 陽一 慶応義塾大学総合政策学部
井上 治子 名古屋文理短期大学
楠瀬 佳子 京都精華大学人文学部
高橋 順子 桜美林大学国際学部
田中 優子 法政大学第一教養部
遠山 淳 桃山学院大学国際文化学部
中島 義道 電気通信大学電気通信学部
藤原 政憲 名古屋大学留学センター
吉野 耕作 東京大学大学院人文社会系研究科
早稲田 みか 大阪外国語大学外国語学部
カール・ベッカー 京都大学総合人間学部
森岡 正博 国際日本文化研究センター