■研究活動 共同研究 1996年度

現代日本の社会科学におけるアメリカニズム

第二次世界大戦後の日本において、アメリカの影響はまさに圧倒的でした。それは、社会科学の分野においても同様です。明らかにそのいくつかはプラスでしたが、なかには問題もあります。たとえば、科学性を狙うあまり研究分野が細分化されすぎるとか、数理的方法を多用しすぎるなどの点が、ただちに思い浮かびます。本研究班には、経済学者・社会学者・政治学者など、社会科学のさまざまな分野の専門家が集まっているので、いわばアメリカ社会科学の栄光と悲惨とを、学際的に研究します。それは同時に、戦後日本の社会科学を総反省し、その未来の方向を模索することでもあります。

代表者 飯田 経夫 国際日本文化研究センター
幹事 柏岡 富英 国際日本文化研究センター
班員 大橋 勇雄 名古屋大学経済学部
北川 勝彦 関西大学経済学部
木村 英憲 愛知学院大学文学部
藪野 祐三 九州大学法学部
依田  博 神戸大学国際文化学部
ポーリン・ケント 龍谷大学国際文化学部
マノジュ・シュレスタ 甲南大学経営学部
ガルボール・バスコ 国際日本文化研究センター