■研究活動 共同研究 1995年度

身体技法を通してみた東アジアの宗教交流史

東アジアの諸宗教が有する豊かな身体技法の体系に着目し、それがどのような文化的交流を経て今のような形に織りなされてきたのか、あるいは交流が認められないのにほぼ共時的といってよい共通の身体技法体系を伝えているのはなぜなのか、といった諸点につき考察していきます。従来ともすれば教義の交流・変形にのみ重点を置かれ考察されてきた宗教交流史を、身体技法の体系とそれがもたらしたインパクトに重点を置いて検討しなおすことによって、観念的な要素に限定されがちな研究を、身心を統合的に把握する方向から考えていこうとする試みです。宗教儀礼や信仰治療などの領域についても、身体を通した認識という方向からその在り方を探っていきたい。

代表者 石田 秀実 国際日本文化研究センター
幹事 鈴木 貞美 国際日本文化研究センター
班員 伊東俊太郎 麗澤大学国際経済学部
梅原賢一郎 滋賀県立大学人間文化学部
荻原秀三郎 民俗学者
加藤  清 隈病院
鎌田 東二 武蔵丘短期大学
河合  清 中京女子大学家政学部
川村 邦光 天理大学文学部
古東 哲明 広島大学総合科学部
小林 正佳 天理大学教養部
坂出 祥伸 関西大学文学部
鈴木 正宗 慶應義塾大学文学部
諏訪 春雄 学習院大学文学部
武井 秀夫 千葉大学文学部
立川 武蔵 国立民族学博物館
鶴岡 真弓 東北芸術工科大学芸術学部
野崎 充彦 大阪市立大学文学部
正木  晃 中京女子大学人文学部
三浦 國雄 大阪市立大学文学部
山本ひろこ フェリス女学院大学
山折 哲雄 国際日本文化研究センター
上田 紀行 国際日本文化研究センター