■Research Activities Team Research 1993

公家と武家

表記のテーマは一見陳腐であり、すれに研究し尽くされたかの感がありますが、実際には個々のケースに限られ総合的な検討はなきに等しいのが現状です。日本の社会の母胎となった前近代の社会や文化の構造を理解する一環として、公家(貴族)や武家といった身分・秩序の形成や職能の差異を日本以外にも視野をひろげ、アジアやヨーロッパなどの諸地域・諸民族の場合と比較検討することによって浮かび上がらせたいと考えます。とくに典型的な武士層が成長した地域と文官支配が優越し、武士の出現を見なかった地域のちがいは何か、官僚制の問題をふくめ関連する諸問題を取上げます。

代表者 村井 康彦 国際日本文化研究センター
Organizer 笠谷和比古 国際日本文化研究センター
Team Researcher 井上 浩一 大阪市立大学文学部
江川  温 大阪大学文学部
大庭  脩 関西大学
朧谷  寿 同志社女子大学
加納 重文 京都女子大学文学部
川嶋 将生 立命館大学文学部
源城 政好 宇治市立宇治歴史資料館
下坂  守 京都国立博物館京都文化資料研究センター
高田 信敬 鶴見大学文学部
竺沙 雅章 大谷大学文学部
瀧浪 貞子 京都女子大学文学部
谷口  昭 名城大学法学部
西山 恵子 宇治市立宇治歴史資料館
橋本 義則 奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
三木  亘 静岡精華短期大学
名和  修 (財)陽明文庫
姜  希雄 国際日本文化研究センター
マーティン コルカット 国際日本文化研究センター
園田 英弘 国際日本文化研究センター
田畑 千秋 国際日本文化研究センター