■研究活動 共同研究 1993年度
世界の中の日本型システム
従来、日本人は真面目でユーモアを解さず、とかく想像力に乏しいといわれてきた。しかしこれは誤解である。日本古来の芸術、生活様式、法律制度などのあらゆる分野にわたって、豊かな想像力を知ることができます。 この観点から、幅広い分野における想像力を追究し、日本の精神構造の根底にあるものを明らかにしていきたいと考えます。 この研究には、精神力そのものと歴史的展開と グローバリゼーションが急速に進展する国際情勢の中で、世界各国で日本型システムについての関心が高まっています。特に日本の経済面での急激な発展が、その社会システムの特異なあり方に基礎づけられていることから、日本型システムの編集と運用の特性を分析しようとする動きがあります。しかし、その追究において欧米起源の分析パラダイムを適用し、日本型システムを主体性を欠く極めて特殊なものと判定する者もおります。しかし内在的立場から眺めれば、それなりの社会的主体性を備えており、また「文化」ではなく「文明」のレベルでとらえれば、日本的経営の諸技法のように、かなりの国際的普遍性を認められます。この研究は、世界の中の日本型システムの特性と機能を、客観的な視角から学際的に究明することを目指しています。の両面が考えられるので、両面を不即不離の射程に入れて考察することを目的とします。
代表者 | 濱口 惠俊 | 国際日本文化研究センター |
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幹事 | 園田 英弘 | 国際日本文化研究センター |
〃 | 柏岡 富英 | 国際日本文化研究センター |
班員 | 岩田 龍子 | 国際大学大学院国際関係研究科 |
〃 | 梶田 孝道 | 一橋大学社会学部 |
〃 | 久慈 利武 | 三重大学人文学部 |
〃 | 公文 俊平 | 国際大学グローバルコミュニケーションセンター |
〃 | 佐々木瑞恵 | 横浜国立大学留学センター |
〃 | 塩原 勉 | 大阪大学人間科学部 |
〃 | 杉田 繁治 | 国立民族学博物館 |
〃 | 鈴木 良次 | 東京大学工学部 |
〃 | 筒井 清忠 | 京都大学文学部 |
〃 | 恒吉 僚子 | 文教女子大学経営学部 |
〃 | 中谷 巌 | 一橋大学商学部 |
〃 | 長谷川三千子 | 埼玉大学教養学部 |
〃 | 端 信行 | 国立民族学博物館 |
〃 | 古川 秀夫 | 大阪大学人間科学部 |
〃 | 柳父 章 | 桃山学院大学文学部 |
〃 | 山田 洋子 | 愛知淑徳大学文学部 |
〃 | 吉田 和男 | 京都大学経済学部 |
〃 | 渡辺 慶子 | 静岡県立大学国際関係学部 |
〃 | 飯田 経夫 | 国際日本文化研究センター |
〃 | 米山 俊直 | 国際日本文化研究センター |
〃 | オロフ・グスタフ・リディン | 国際日本文化研究センター |
〃 | ウィリー・ヴァンドゥワラ | 国際日本文化研究センター |
〃 | 小野 芳彦 | 国際日本文化研究センター |
〃 | 笠谷和比古 | 国際日本文化研究センター |
〃 | 金児 暁嗣 | 国際日本文化研究センター |
〃 | 日置弘一郎 | 国際日本文化研究センター |
〃 | ポーリン・ケント | 国際日本文化研究センター |