■研究活動 共同研究 1992年度

日本文化の基本構造とその自然的背景

日本の科学技術を日本文明史の広い枠組の中において總体的に捉え直すことを研究目的とする。すでに中国の科学技術については、J.ニーダムの「中国の科学と文明」という大著があり、アラビアの科学技術についてはS.H.ナッスルの「イスラムの科学と文明」が完成している。他の文明圏についても同様の書物が出されつつあるが、日本の科学・技術については、こうした文明史的観点からの總合が、いまだなされていない。本共同研究班は、三年間の計画で、この目論見を実現したい。

代表者 埴原 和郎 国際日本文化研究センター
幹事 安田 喜憲 国際日本文化研究センター
北川 浩之 国際日本文化研究センター
班員 大林 太良 東京女子大学現代文化学部
尾本 惠市 東京大学理学部
加藤 晋平 千葉大学教養部
久野  健 仏教美術研究所
小山 修三 国立民族学博物館
崎山  理 国立民族学博物館
佐々木高明 国立民族学博物館
佐原  眞 奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター
武光  誠 明治学院大学一般教育部
田名部雄一 麻布大学獣医学部
徳川 宗賢 大阪大学文学部
日沼 頼夫 シオノギ医科学研究所
賓来  聴 国立遺伝学研究所
森脇 和郎 国立遺伝学研究所
吉崎 昌一 北海道大学文学部
伊東俊太郎 国際日本文化研究センター
中西  進 国際日本文化研究センター
村井 康彦 国際日本文化研究センター
山折 哲雄 国際日本文化研究センター
山田 慶兒 国際日本文化研究センター
小野 芳彦 国際日本文化研究センター
白幡洋三郎 国際日本文化研究センター
鈴木 貞美 国際日本文化研究センター
中根 千枝 国際日本文化研究センター