■研究活動 共同研究 1989年度

日本人の他界観

本研究は、とりわけ現世と他界との関係がどのように想定されてきたかを中心に、日本人の他界観の特質を、その構造的考察(他界の概念等)、歴史的考察(他界観念の変容等)並びに比較文化的考察(他の文化圏の他界観との比較)を有機的に組み合わせて行う。また、各専門領域からのアプローチにより、人間にとって基本的な思想上の問題の日本文化における位相を学際的展望と国際的視野の明るみのなかで多角的に考察しようとするものである。本研究によって、日本的特殊性を含みつつも国際的普遍性をもつ思想としての「日本人の他界観」を明確に把握するとともに、日本の精神史を再構築しようとするものである。

代表者 久野  昭 国際日本文化研究センター
幹事 白幡洋三郎 国際日本文化研究センター
班員 青山  玄 南山大学文学部
有福 孝岳 京都大学教養部
大峯  顯 大阪大学教養部
氣多 雅子 金沢大学教育学部
古東 哲明 広島大学総合科学部
ジェイムズ C. ドビンズ オベリン大学(龍谷大学)
鐸木 道剛 岡山大学文学部
高田 信敬 鶴見大学文学部
竹市 明弘 京都大学教養部
野崎 守英 中央大学文学部
長谷 正當 京都大学文学部
藤村 久和 北海学園大学
ミーラ S. ヴィスヴァナサン ブラウン大学(京都大学教養部)
山下 晋司 東京大学教養学部
山折 哲雄 国際日本文化研究センター
上垣外憲一 国際日本文化研究センター
早川 聞多 国際日本文化研究センター
ロイヤル タイラー 国際日本文化研究センター