■研究活動 共同研究 1988年度

日本文化の基本構造とその自然的背景

文化は人間によって担われ、自然環境との対応によって発展する。日本文化も日本人によって培われ、日本列島の自然環境に育まれて形成された。本研究はこのような人間・文化・自然の相互関係を認識し、その観点から日本文化の基本構造と形成過程を解明することを目的とする。  とくに本研究においては、主として東アジア・太平洋地域と日本との比較、および日本列島内の諸地域の比較を通してそれらの差と共通性を抽出し、日本文化ならびに日本人の核となる要素と、その変容に寄与した諸要素の分析に重点をおいて研究する。また研究の対象となる時期は、主として先史時代より中世(ほぼ15世紀)までとするが、必要に応じて近・現代を含める。

代表者 埴原 和郎 国際日本文化研究センター
幹事 上垣外憲一 国際日本文化研究センター
班員 伊東俊太郎 東京大学教養学部
上田 正昭 京都大学教養部
大林 太良 東京大学教養学部
尾本 惠市 東京大学理学部
加藤 晋平 千葉大学教養部
久野  健 仏教美術研究所
小山 修三 国立民族学博物館
阪口  豊 東京大学理学部
佐々木高明 国立民族学博物館
佐原  眞 奈良国立文化財研究所
武光  誠 明治学院大学一般教養部
田名部雄一 岐阜大学農学部
徳川 宗賢 大阪大学文学部
山田 慶兒 京都大学人文科学研究所
村井 康彦 国際日本文化研究センター
杉本秀太郎 国際日本文化研究センター
山折 哲雄 国際日本文化研究センター
園田 英弘 国際日本文化研究センター
白幡洋三郎 国際日本文化研究センター
早川 聞多 国際日本文化研究センター
中根 千枝 国際日本文化研究センター